- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1948年08月27日
(昭和23年)
- 会議名
- 部長会議 1948年8月27日
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- 議事録
- 部長会議〔売店閉鎖取止め陳情〕
八月二十七日(金)午前十時
出 席 志喜屋知事、又吉、島袋、当間、比嘉、平田、柴田(工務)、山城、當銘、宮里、仲村、桑江、前門、池原(衛)、伊集の各部長。
協議事項
島袋官房長
軍連報告。
日本への帰還は当分出来ない。
護得久様はグリーン大佐の顧問となった。
米人沖人間の結婚許可指令。
日曜日の移動車は私的に使用されて居ると。
志喜屋知事
十九日私と又吉・松岡の両部長とグリーン大佐を訪問し、労務者を供出するから売店閉鎖を取止められたいと陳情しました。
二十一日(土)にはチエース大佐にも陳情しました。軍政府ではイーグルス少将の指令であるから、労務者供出すれば取計ふとのことであった。
二十三日(月)チエース大佐から市町村長代表者の会合で、米国が沖縄住民に配給して居る食糧・被服の価格について数字的に説明があった。沖縄での価格は原価の1%乃至0.5%であると。
二十五日市町村長会で労務者を供出するから売店閉鎖を取止めて貰いたいと。其結果をグリーン大佐、チエース大佐に報告したら悦ばれて居た。
◎労務供出するに対策は如何したらよいか。
仲村部長
配給停止の原因はどこにあるか。
又吉部長
ウォーカ労務隊長に訊ねたら那覇港湾作業にあると。
伊集補給庁長
労務者の頭数のみ揃へてはいけないと。烏合の衆ではいけないと。
港湾作業には熟練が要ると。又十五日交替ではいけないと。食糧の件は充分監視したい。
八月二十五日迄では配給し、其後五日分は販(売)店で保留せよと。
九月一日から九月分は早く配給する様指達せよと。
志喜屋知事
食糧の%は沖縄・先島・大島の人口比率になって居る。沖縄62%、大島25%、先島13%。以上をラブリー少佐に訂正すべく陳情した。
津嘉山課長
鹿児島に居らる崎山嗣朝氏からの鹿児島興銀にある預金払下方の書翰報告。
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