戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年08月17日 
(昭和23年)
会議名
軍民連絡会議 1948年8月17日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔留学生出発・日本帰還者の貨幣交換〕

  八月十七日(火)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、真玉橋(通訳)。
  軍政府 ラブリー少佐、東通訳。
諮詢事項
 軍政府
  護得久様がグリーン大佐の財政顧問たるの通達書類。
  軍司法部から公衆衛生部長宛の書類。
  赤嶺氏の精神鑑定の書類。
  A・Iに三〇〇人程の労務者が要る。建築の熟練工が必要である。
  交通事故。
 ◎比嘉リョートク〔良篤〕なる者が一月に日本に行って又沖縄に帰へりたいとのことで調査が来て居るが、何時、如何なる手続きで日本に行ったかを調査されたい。
 ◎一七二人の沖縄人が日本・沖縄間を往復して居ることをマック司令部からラヂオがあった。トラブルを起して居る。
 ◎財産管理課のリンベー氏が開拓庁から開拓について悉知して居る人を遣して貰いたいと。
 ◎財産管理課から旅費の予算について伝へられたいと。
 ◎土地課の予算は八月で打切れるが、其後の計画を如何にするかを報告されたい。
 志喜屋知事
  明十八日米国留学生が出発することになって居ます。御援助に感謝す。
 軍政府
  凡て準備は出来た。車は知事の方で世話されたい。
 志喜屋知事
  日本からの帰還者の新円一〇〇〇円に対し、沖縄のB軍票一八〇円と交換するとのことであるが、之を新聞に発表してよいか如何。不安を感じて失望して居る様であるが。
 軍政府
  リース中佐が近日中交換率の件で東京に行くから財政部に訊ねて見ます。
 志喜屋知事
  新俸給令の書記俸給に対する疑義を訊す。以前の俸給よりも一般は増俸して居るが、書記は下って居る。
  例、税務署長よりも其下位の主税課長が高い。
 ◎来る木・金は盆であるから公休日で休みます。
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