戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年07月30日 
(昭和23年)
会議名
軍民連絡会議 1948年7月30日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔憲法策定提案〕

  七月三十日(金)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉局長、富名腰課長、仲里課長。
  軍政府 ラブリー少佐、東通訳。
諮詢事項
 軍政府
  布哇の山城女史より當山正堅氏へ自転車二〇台送ると。
 ◎西原飛行場耕作許可の件。
 ◎滑走路の両側四〇呎以内は耕作禁止。
 ◎滑走路上に農具・農作物等を置くなと。関係部・関係村に知事から通知を発すること。
 志喜屋知事
  海運課設置報告。
 軍政府
 ◎嘉手納部落の新建築中止の指令。
 ◎勝連半島のガソリンタンク付近に建築資材があるから、取ってよいとの指令。但し喫煙禁止。
  八月十八日迄に完了させること。
  労務隊長から、本部村・羽地・伊江の村は労務者供出不足につき、其理由を提出せよと。
  具志川と那覇から勤務中の労務者を辞めさせて、港湾作業に行けと云って居る。
 志喜屋知事
  軍労務係から一五〇円の褒賞をやると云って居ながら、之を中止したとのことで村長は苦情を云って居る。
 軍政府
  那覇市の建築中止区域を示す。
 志喜屋知事
  海運課長氏名報告。
 軍政府
  財産管理課長は早くリンベー氏に会って予算の相談をせよと。
  軍支出の予算を早く提出されたい。
 ◎沖縄議会の権限が判らないが、如何なるかと(嘉陽氏・行政課)。
 軍政府
  グリーン大佐、私、司法部長、キーリング中佐が協議してマック司令部に沖縄にも憲法を作る様提出すべく書面を認めつゝある。
 ◎経済連絡会議をやると云ふ指令はないから、キーリング中佐は総務部のみで連絡会議はやるべきであると。
 ◎爾後水曜日の経済連絡会議は省略す。
 志喜屋知事
  通貨切替の時、一五、〇〇〇円を超ゆるものは凍結した件につき、私は全然知らないが、斯る政策は知事を通して行はれたい。
 志喜屋知事
  グリーン大佐を訪ねたいが。
 軍政府
  グリーン大佐は正式に任命された。
 志喜屋知事
  仲松氏が漁業中暴風に会ひ沖縄に来たが、沖縄に居させて貰いたいと。
  慶良間の屋嘉比にディーゼルエンヂンがあるが、民政府に払下げられたい。
 軍政府
  八重山にやる必要はない。沖縄民政府に払下げる。
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