戦後初期会議録

組織名

沖縄民政府

開催日

1948年07月20日　
（昭和23年）

会議名

軍民連絡会議　1948年7月20日 目録詳細 画像を見る

議事録

軍民連絡会議〔労務供出・与那城村分村〕

　　七月二十日（火）午後二時半
　　出　席　志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉局長、富名腰課長。
　　軍政府　ラブリー少佐、東通訳。
諮詢事項
　軍政府
　　託児所閉鎖の件（指令）。
　　衛生に関する情報資料。
　　交通事故の件。
　志喜屋知事
　　自動車取締につき今の所知事処罰の権限が付与されて居ないから、此の権限を知事に付与されたい。
　◎労務供出に対しては万遺憾なき様手配して居る。
　　入荷する物資を知らして貰いたい。
　軍政府
　　木材・セメント・ゼネレーター・食糧等である。
　志喜屋知事
　　若し割当てられた労務者を出さない村には便宜を計ってやらない。
　　大島・先島からも労務者を募集したら如何ですか。
　軍政府
　　先島・大島政府の労務課に話して見ます。
　志喜屋知事
　　労務者の能率を挙げるには予算内範囲で請負でさせたら如何なるものか。大東では成績をあげて居るとのことである。
　　日本で二週間の予定の荷揚げが十日間でやったとのことであるが、多分請負でなからうかと思はれるが。
　　近く自由経済になりさうだが港湾作業も請負にさせられたい。
　◎前補給部長平良加氏の職が軍政府にでもあったら御願ひします。
　軍政府
　◎与那城村分村につき軍政府立会の下で会議を開いた所、分村希望であると陳情書が出て居る。新市町村制が出て居るから民の手によってやるべきと思ふ。今一度軍政府で協議をやりたい。
　志喜屋知事
　　私は当分分村が出来ないと云ふことを軍命であると伝へた。