- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1948年05月07日
(昭和23年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1948年5月7日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔刑務所移転〕
五月七日(金)午前九時半
出 席 志喜屋知事、松岡部長、前門部長、山内刑務所長。
軍政府 スキウス保安部長、ロータベルク刑務所隊長。
協議事項
軍政府
刑務所は元那覇刑務所跡を使用したい。修理資材の必要から。修理費に数百万円の入費がかゝる。
那覇に刑務所を置いた方がよいと思ふが知事の御意見を訊ねたい。
那覇移転の理由。新里の敷地は個人有であるから買収しなければならない。建築は長もちしない。
那覇は永久的で敷地も民政府のものである。新里の費用を那覇に使用した方がよい。
志喜屋知事
新里は移転すると喜ぶが那覇は将来刑務所跡まで住宅地となるから如何かと思ふ。
軍政府
那覇刑務所の土地は民政府のもので新里は個人有である。元刑務所構内に居る者は立退かしてよい。
◎周囲の建物は今立退きを要求しない。那覇が解禁する時移転すればよい。其間は現在通り住ってよい。学校も移す必要はない。
志喜屋知事
元の那覇市は工場地帯になると思って刑務所辺が住宅地となると思って居ますが。
軍政府
地主が承諾しなければ工場地とはならないでせう。
志喜屋知事
元の那覇市は工場地になるので刑務所跡は住宅地にすると云ふので那覇市長は反対して居る。
軍政府
那覇市が強いて住宅地にするなら刑務所移転の費用は那覇市が負担すればよい。簡単なことである。
志喜屋知事
刑務所修理費は復興費になるか如何か。
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