戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年04月02日 
(昭和23年)
会議名
軍民連絡会議 1948年4月2日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔教育・美術協会〕

  四月二日(金)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、比嘉秀課長、富名腰課長。
  軍政府 ラブリー少佐、東通訳。
  欠 席 又吉部長。
諮詢事項
 軍政府
  赤字市町村の補填指令。
  各市町村の五万円の保持はよい。但し久米島の具志川・仲里及び南北大東島は除く。
  ラブリー少佐、ウイルソン中佐は五万円の保持金を置きたいと思ふが知事は如何思ひますか。
  税務署に自転車五〇台来る覚書。
  一九四七年度の会計支払で支出せよ。
  課税徴税の修正指令。
  バクナービルの土地再調査の費用支払の件。
  民財政部の一九四七年度からの支払指令。
  ザンパ岬の飛行隊へ読谷村長が耕作地願を提出したが不許可の件。
  ヘードン准将は知事を通じて申達すべきであると。
  オーバータイム手当支払指令。
  布告二十八号米兵沖縄人との結婚禁止。
  情報資料、学制六・三・三制。
  大島知事一行七人。
 志喜屋知事
  大島知事一行の宿泊は那覇浮島ホテルにします。
 軍政府
  通信部長バーネット氏からの連絡。民通信部の報告が遅れ勝であるから知事から注意されたい。若し緊張しなければ部長を代へたいと。
  ストワート軍文教部長より。
  成人教育につき誤解の点がある。全琉球を取扱ふので予算は切離されて居る。掲示してある予算は補助である。米政府では五〇万弗許可になって居る。
  仕事は民文教部長の下に置かるだらうと思ふ。
 軍政府
  文教学校教員も部長の推薦により軍政府がやる成人教育も軍政府内に置くことになると思ふ。調査して見る。
 ◎美術協会が売店を通ぜず直接闇取引をやって居る。
  美術館を取上げて文教部に使用させる。
  バクナービルに入って絵と煙草と交換して居る。
  二、三日内に指令を発す。
 ◎軍政府としては石垣事件で横浜で死刑宣告された者に対し手紙や陳情は出来ないから親戚や個人として陳情をマック司令部に提出してよい。
 ◎補給部からドラム罐調査報告の件。
  一、使用し得るもの。 二、使用不能のもの。
  沖縄全体のもの本日で報告することになって居るが提出しないので延期することになって居る。大体の状況を報告されたい。
 志喜屋知事
  工務部の機構の内容につき訊す。陸運課は如何なりますか。
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