戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年03月31日 
(昭和23年)
会議名
臨時部長会議 1948年3月31日 目録詳細 画像を見る
議事録
臨時部長会議〔民政府新機構〕

  一九四八・三・三一(水)午前十一時半
              於知事室
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、比秀翻訳課長、比善外事課長、総務(代漢那)、社会事業(山田)、文教(山城)、財政(当銘)、貿易(宮里)、工務(代池宮)、商務(代石川)、水産(玉城)、労務(当銘)、工業(安谷屋)、文化(代新里)、衛生(大宜見)、通信(平田)、農務(比嘉)、司法(前門)、警察(仲村)、補給(平良)、開拓(〔欠字〕)、琉球銀行(護得久)。
議題 新機構について
 知事
  四月一日から新機構に依って発足します。その指令が軍から参りました。
 翻訳課長
  新機構の指令内容説明。
 知事
  これに対し質問がありましたらお伺ひして、今日軍に連絡して来ますからお話し下さい。
 衛生部長
  私の方の復興費は半減してゐます。労務者は一六〇〇名もゐて、これではやっていけません。むしろ私は平均三〇〇円に近づけようと努力してゐるのですが。
 文教部長
  隊長の話では外語学校は師範学校の予算に入れる予定だとのことでしたが入ってゐません。これを軍負担にお願ひします。
 衛生部長
  愛楽園は全琉球に入れてもらひたい。何となれば全琉球の人がゐますから。
 財政部長
  A表の各事業関係の旅費を計上してもらひたい。
  B表の復興事業関係の旅費は四〇万円計上したが入ってゐない様ですが。
 文教部長
  放送局の方は技術は通信部ですが内容があいまいですから指示してもらひたい。どう取扱ったらよいですか。文教部でプログラムを立て成人教育をやれと口頭指示がありましたが。
 衛生部長
  出張旅費の予算は五円では少い。もっと計上してもらひたい。
  医官の移動の場合のトラック運賃は復興費に入れてもらひたい。
 知事
  各部についてはどうなるといふことは未だきまってゐない。午後三時軍へ行ってきたらはっきりします。               (終)
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