- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1948年03月02日
(昭和23年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1948年3月2日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔情報課職務分掌・政党の月報〕
三月二日(火)午後二時半
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉秀課長。
軍政府 ラブリー少佐、東通訳。
欠 席 津嘉山課長。
記 録 喜瀬事務官補。
諮詢事項
軍政府
那覇ハイスクール独立許可。
油脂代返却に関する件。
指令第十四号、最高価格表第六号。
指令第十五号、船客・積荷に関する手続。
情報資料九、軍郵便使用禁止に関する件。
情報資料十、水産に関する件。
交通事故。
那覇並嘉手納石油タンク地帯の立入禁止に関する件。
沖縄近海に故障した船は米軍から米国の個人企業家に移管され個人所有であるから、沖縄住民が其中から部分品や器具等を持出すことは禁じられて居る。住民へ通知されたい。
志喜屋知事
日本船は如何なりますか。
軍政府
日本船と判明したものは軍財産管理課に報告されたい。
◎林唯功氏から又副長官に文書を送ってある。クレイグ大佐へ報告する前に林氏が民政府社会事業部へ個人の救済に関して申請したことがあるか否かを知りたい。次の会議(金)まで連絡を願ひます。
◎キャステロキャンプの所在地は三村に関係するとのことであるが測量は完了したか否か。
又吉部長
未完であるが急ぐ様注意してある。
軍政府
読谷楚辺にあるQ・M地区の測量は如何なったか。
又吉部長
未完である。食糧不足のため隔日にしか仕事が出来ないので後二ヶ月はかゝるとのことである。
軍政府
大東の砂糖を売却すると云ふ話があったが、それにつき知事の計画を知り度い。何所に、誰に、値段は、如何なる方法でやるか。
志喜屋知事
沖縄住民が砂糖を必要とするので住民に配給したい。村売店を通じて公値で売渡したい。
軍政府
情報課長の件はマチウス大尉、フライマス中尉、私の中誰かゞライカムに行く時C・I・Cに訊ねて見ることにする。
◎民航空便の件は忙しくてバーネット大尉に訊くことは出来なかった。
◎幼稚園の件は未だ指令を準備して居ない。
◎情報課の職務分掌の件はタイプは済んだがクレイグ大佐のサインを得て居ない。猶民政府からの文書に左の三項目を追加した。
1 映画の検閲を軍政府情報課と協力すること。
2 文教部成人教育課と連絡してラヂオプログラムを作ること。
3 劇場や公民館等の増設奨励。
◎土地課用の地図入箱三一〇個を補給部のチェース大佐へ要求した。代金は支払ふのか又は支払はないのか判明しない。
志喜屋知事
次の「情報」には「ララ」に関することを掲載するが、軍からの資料と共に民の社会事業部から同救済物資の配給結果報告も掲載したいと云って居るが掲載してよいでせうか。
軍政府
よろしい。
志喜屋知事
機構改正に関する軍の承認を早く受領したい。
軍政府
軍の財政部から未だ回答がない。
志喜屋知事
首里で比島兵が土曜日の晩C・Pを殺した報告をなす。
軍政府
クレイグ副長官に報告す。
比嘉秀課長
マック司令部から来た水産関係の二人の氏名を承りたい。
◎指令によると各政党は民・軍政府へ毎月月報を提出することになって居るが、政党から直接軍へ提出するのは具合が悪いと思ふが知事を通して軍政府に提出すべきではないか。
軍政府
指令を調査して訂正する。
志喜屋知事
上原警部の殉職手当はどうなりましたか。
軍政府
リース中佐へ知事からの申請書の写を持って行ったら財政部の方にもあったとのことである。
又吉部長
金武湾に電柱が(軍所有)あるが若し軍で使用しなければ民に払下げられたい。
軍政府
調査して見ます。
志喜屋知事
農務の方へ出勤時間の注意を促したら一ヶ月前から厳守して居るとのことである。
軍政府
責任者が不在であったと思ふ。
志喜屋知事
経済会議に先島・大島からも来沖して居るが、彼等の歓迎会を催したいと思ふからチェース大佐に材料下付をお願ひしたい。
軍政府
チェース大佐に個人的に話して見ます。
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