戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年02月27日 
(昭和23年)
会議名
軍民連絡会議 1948年2月27日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔勤務時間・土地調査・海運課〕

  二月二十七日(金)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉秀課長。
  軍政府 ラブリー少佐、外一名、東通訳。
諮詢事項
 軍政府
  道路・橋梁の修理費。
  國場氏漁業組合認可。
  真和志より与儀練兵場使用請願の回答。
  日本よりの帰還者残存財産の書類返戻(不備のため)。
  刑務所職員俸給改正指令(先のものと番号が違って居る)。
  情報資料。
 ◎一ケ月前出勤時間厳守すべく注意を発したが二、三日前(水)午前十時過ぎに軍農務部から民農務部に電話をかけたら誰も居なかったとのことである。
  キャステロキャンプの土地調査は終了しましたか。
 又吉部長
  全部終了したとの報告は未だ来ませぬ。
 軍政府
  キャンプのある所を急がされたい。
 ◎久場崎の二階家は軍工務部と連絡し、該部では同地司令官と家主に連絡を取ることになって居る。
 ◎財産管理につき出来上り次第報告されたい。只一つでもよいから報告されたい。
  市町村議員の報告をされたい。
 ◎瑞慶覧の移動につきライカムに出願中である。
  志喜屋の電燈も未回答である。
 ◎東恩納の平良為一氏(知事官舎跡)家に誰が大嶺氏を住まはしたか。ストワート氏(文教部長)が聞いて居たが。
 志喜屋知事
  該家は諮詢会堂、知事官舎――博物館と経て来て大嶺氏は当山文化部長が住まはした。
 軍政府
  ストワート氏と相談して見ます。
 ◎宮里にある(具志川)家は知事と総務部で処理されたい。
 ◎大東島の元賃銀支払の件であるが、砂糖を早く処理して軍管理課で銀行に預金し然る後に個人に処分すべきである。財産管理課では大東の砂糖を処分すべく指令を発し、然る後比律賓及マック司令部の許可を得て処分する。
 志喜屋知事
  情報課長を早く許可されたい。
 軍政府
  毎日催促して居るが未回答である。
 志喜屋知事
  幼稚園の監督任免権の文教部なることを指令を出されたい。
 ◎航空郵便の許可はなって居るが郵便料及切手に対し未許可で開始出来ないから早く許可されたい。
 軍政府
  仕事開始の準備が未だ出来て居ない。係隊長バーネット氏が準備中である。
 軍政府
  名護元三中付近に刑務所を建てる様だが之をヤナギ原に建てて貰いたい。
 軍政府
  知事から刑務所長、司法部とスキウス氏と相談の上やられたい。
 志喜屋知事
  海運課は民政府機構外になったとのことであるが。
 軍政府
  民政府機構外に海運部は置くことになった。
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