戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1948年02月06日 
(昭和23年)
会議名
部長会議 1948年2月6日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔補給部費用他〕

  二月六日(金)午前十時
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、又吉、比嘉秀、比嘉永、当銘、石嶺(司)、宮良(工務)、黒島(工業)、稲嶺(社事)、糸数(商)、当銘、宮里(貿)、当山、仲村、山城、桑江、大宜見、水産の各部長及代理。
協議事項
 島袋官房長
  軍連報告。
  勝連港と天願倉庫間の物資抜取の件。
  軍政府に財産管理課設置。
  布哇更生会からの委員指定。
  選挙投票は良好と。投票が進捗する様工夫されたいと。
  旧正月臨時休業の件。
 志喜屋知事
  二月四日(水)リース中佐(財政部長)に補給部は軍支出にされたいと願ひ出たら、リース中佐の考では、琉球銀行、開拓、貿易、国際郵便局、航空便、大東燐鉱、西表伐採、補給、海運は軍負担にすると。
  チェース大佐は補給部を民政府に置き先島、大島に行く物資一トンにつき三弗の料金を取ると三〇万弗になる。補給部費用は十五万弗であるから残り十五万弗の収入が上ることになると。
 當山部長
  軍支出のものの収入も民政府の収入になるか。
 当銘部長
  リース中佐と会ったら軍支出になるものは予算に編成しなくてもよいと。
  増俸の件を話したらリース様は金がない。又物価が上ったのも知らないと。
 津嘉山秘書課長
  比嘉良篤氏からの書簡を朗読報告す。
 比嘉永部長
  耕地を他の目的に使用する時は関係部と合議されたい。町村長には知事の許可を得る様にとの通知を発しました。公共土地には耕作の外には使用しない様にとの通知を発した。
 志喜屋知事
  二月二日、新聞記者(トリビアン紙・シーモンズ氏)と知事との問答を報告す。沖縄は何国に帰属したいか等。
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