- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年12月26日
(昭和22年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1947年12月26日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔大東島・留学生〕
十二月二十六日(金)午後二時半
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉秀課長。
軍政府 ラブリー少佐、東通訳。
諮詢事項
軍政府
最高価格表指令五五号。
帰還者の所持金を調査報告せよと云ったが一向報告がないが如何したかと、リース財政部長からの話である(八月十二日に催促したと)。是非報告をして貰いたいと。
大東の燐鉱は積船量は三、〇〇〇トンしかない。
天候が悪くて水が欠乏し、又日本へ其まゝ帰へったと。
◎経済部からの注意であるが常に一〇、〇〇〇トンは積込む準備をしておかれたいと。
◎ウイルソン中佐からであるが今後大東支庁長が一万トンの準備が出来なかったら大東支庁長を廃して村長を置き、燐鉱は直接軍政府がやり今の組織を解組したいと。
知事から大東へ打電したければ取計ひます。
知事
理由は、
一、監督が居ない為。
二、食糧不足のためと思ふ。
軍政府
食糧は已に行きました。
此の間知事から御願ひした件は忙しいため未だ各部に訊いて居ませぬ。
志喜屋知事
軍農務部にガラスがある様だが博物館用の箱に十個分程割愛を願ひたい。
軍政府
未聞である。
志喜屋知事
布哇への留学生の顧問を軍政府にも御願ひします。
軍政府
留学生の件につき翻訳して提出されたい。マック司令部と連絡をとる。布哇からマック司令部に直接許可を受くる様にされたい。
志喜屋知事
レートン中佐が比島のサプライに居るので沖縄にオーバー二十一万枚及米三ポンド宛送るとのことでありますから序があったら御礼を申上げて戴きたい。
軍政府
話は聞いたが数字は判りませぬ。
志喜屋知事
琉球銀行で琉球通用の通貨を発行してインフレーを抑制されたい。
軍政府
銀行設立は直ぐ出来るが其運用は判らない。
志喜屋知事
通貨切替を御願します。
軍政府
私も同感である。
又吉部長
読谷儀間・渡慶次の部落に禁止区域を耕作するなと注意を発しました。
一九四八年一月以降六月迄
会 議 録 11
秘 書 課
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