- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年12月26日
(昭和22年)
- 会議名
- 部長会議 1947年12月26日
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- 議事録
- 部長会議〔行政費自弁・沖縄財団・学制改革〕
十二月二十六日(金)午前十時
出 席 島袋官房長、糸数、仲村、平田、安谷屋、玉城、比嘉永、當銘(財)、池原(衛)、石嶺(司法)、稲嶺(社事)、當銘、當山、宮里(貿)、山城、平良、比嘉秀、宮良(工務)、仲宗根(総)各部長及代理者。
欠 席 志喜屋知事、又吉部長(両人共クレーグ副長官より呼ばる)。
協議事項
島袋官房長
知事、副知事はクレーグ副長官から呼ばれた。
軍連報告。
保険、預貯金の支払につき準備をして置く様にと。
之が平和会議の俎上に上ると思ふと。
証拠書類のないものも準備をして置く様にと。
情報課設置と共に住民に周知せしむべき事柄を準備せられたいと。
クリスマスの時クレーグ、チェース両大佐より贈物があった。
知事から甘藷(六〇〇ポンド)、魚類を贈る。
天願倉庫、補給部機構及俸給令が来た。
俸給改正の基礎を提出せよと。
(此の時知事、副知事帰へる)
国頭官山の伐採は近く許可になると。
ウイルソン中佐は日本、朝鮮、独逸、沖縄の代表と共に米陸軍省より議会に提出すべき予算を作ったと。
志喜屋知事
クレーグ大佐から呼ばれた理由。
来る三十日午後三時軍政府からの招待の件(知事及部長)。
来年四月から(民政府行政費自賄)の陳情に対する回答。
一、鉄道については海軍からも引継があったので関心を持って居る。而し資材は欠乏して居る。
大体見込はついている。ウイルソン中佐に米国で調査して来る様にしたが見込がつかない。鋼鉄を用ふるものは米国にしかないが日本から取寄せられるものは取寄せる。
二、国頭伐採のものは効果的のもので財政・工務に命じて予算を立てさせて居る。
三、セメント工場は米国から取寄せるべくやって居る。硫黄島にジプソンがあると聞いて調査させたがないとのことである。而し石は東京に送って研究させて居る。
四、無電の設置は軍の通信部で研究して居る。測候所は其後研究する。
五、土産品販売店は増設すべく経済部で研究して居る。品質、量を良くする様にされたい。
六、軍カンパン内の売店も増す。
七、来年度からの改革につきて知事に軍政府も感謝して居る。
各部長(軍)にも民政府を援助し民政府に反する計画を止めて、出来るだけ民政府の政策に副ふ様にせよと云って居る。
八、民政府の予算に編成してあるのを軍が之を使用して居るが之も来年四月から止めさせる。
九、失業者に対しては軍労務と連絡を取って居る。
一〇、民政議員の権限は平和会議でなければならない。
比嘉秀課長
保険・預貯金につき、よいかげんの政治家が要求権あるが如く考へるが、軍の厚意により取れると思ふから財政部から住民にはっきりさせられたい。
志喜屋知事
沖縄財団(在京)に財政部から積極的に連絡を取られたい。大阪の或人から一千万円をめぐって沖縄財団では問題を惹起して居るが其金を沖縄に送って復興を促進させたいと大阪では運動を起して居る。
◎全琉球の銀行が出来るが頭取は池畑氏になる様に思はれる。
比嘉秀課長
軍へ提出すべき報告は期限通り提出されたい。
山城部長
学制改革をやりたい。
六年の初等学校
三年の中等学校
}義務ジュニヤー
三年の高等学校 シニヤー
四年の大学
}六・三・三・四の制度
平良部長
レートン中佐が比島でサプライの関係に居られる。
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