- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年12月18日
(昭和22年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1947年12月18日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔郵便・機構改革〕
十二月十八日(木)午前十一時
出 席 志喜屋知事、比嘉秀課長、當銘(財)課長。
軍政府 マックマン氏、フィリップス氏。
記 録 板良敷事務官。
諮詢事項
軍政府
軍政府から町村に譲渡された船がありますか。
志喜屋知事
係を呼んで聴くから後で返事します。
軍政府
南北琉球との郵便事務の取扱に付て向ふにも費用を負担さすべきではないか。
各島間の郵便物の量を調べてこちらに入る量が多ければ其分の手数料として相手方から貰ふとのことである。
◎新機構案によれば警察部と司法部が分離して居るが如何なる訳ですか。
志喜屋知事
従来から然うである。
軍政府
控訴裁判所の費用を軍負担にしてあるが、南北琉球は自分持になって居るのに何故こちらのみそうなって居るか。
志喜屋知事
戦争によって凡てが破壊されて居るので当分は軍負担で御願ひしたい。将来は自分負担になる筈である。
軍政府
35%増俸させなければならないと云ふが、その為めには税金を上げなければならないと思ふが如何に思ふか。
志喜屋知事
此の費用は何卒軍政府で考へて戴く様御願ひします。
軍政府
機構改革によって職員の整理を心配して居る様だがその必要はない。軍の方で採用してやるからそのリストを提出されたい。
軍政府で通訳が二人要るが一人は前森氏を譲って貰いたい。全沖縄のためにもなることである。
軍政府
此案では町村が民政府の行政費のいくらかでも負担すると云ふことが記してないが如何なる訳ですか。
志喜屋知事
従来然う云ふ制度はなかった。
比嘉通訳
地方の町村には25%も利益を得させて金持になって居るが民政府のみは貧乏である。民政府にも幾分利益を分けて貰いたい。
軍政府
食糧の補給はいつまでも続くものではない。今止めると住民の健康が維持出来ないからやって居るのである。それはあてにはならない。民政府に分けてやると云ふことは出来ない。
予備費(5%)の使用明細報告を出して貰いたい。
何時迄に出来るか。成る可く今日提出して貰いたい。
當銘課長
明日提出します。
◎船の件につき軍政府から更に質問があったので海運部の係から左の通り説明す。
海運部係
軍の海運部の船を町村、組合、団体等へ貸与の形で配っている。運賃は未だ取って居ないが、目下申請中である。其利益は町村、団体等の船の運行費用に充て、尚余剰が出たら其使用については民政府の指揮を仰ぐことになって居ます。
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