戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1947年11月28日 
(昭和22年)
会議名
部長会議 1947年11月28日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔薪他〕

  十一月二十八日(金)午前十時
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、比嘉翻訳課長、護得久、松岡、糸数、比嘉永元、玉城、川平(文化)、當銘(財)、當間(総務)、宮城(工業)、大宜見、平良、仲村、宮里(貿易)、當銘、牧野(司法)、幸地(通信)、稲嶺(社事)、仲宗根(文教)、桑江(開拓)の諸部長及代理。
協議事項
 津嘉山秘書課長
  十一月二十四日志喜屋知事は副長官を訪問して陳情した件と其回答を報告す。
  陳情は明年四月以降民行政費は民負担を以てせよとのことに対し、自然職員の縮減を予想し又沖縄復興の促進方として各種事業の計画等を御願ひす。
 島袋官房長
  軍連の報告をなす。
 平良部長
  補給部の車を薪炭運搬に利用することは困難である。七〇台の車を与へられたが軍が其中から使って居る。
 糸数部長
  割当の車を与へらるれば知念倉庫では一台は薪積に余裕がある。
 比嘉部長
  農務の報告は命じて耕地・未耕地を調査せしめて居る。
 大宜見部長
  薪の件は未配給だが如何なったか。
 糸数部長
  今日迄での組織及経過につき説明す。
 比嘉部長
  薪の価格につきて。規格束三円でなければ引合はない。炭は一日五〇円の賃銀でなければ引合はない。故に炭は一俵二〇円、竹は十五円でなければ引合はない。
 護得久部長
  産業方面の動力をなすものは労働であるから労務賃銀を考慮すべきである。
 志喜屋知事
  職員の就職については各部長の御配慮を願ひます。
  補充の場合は民政府内でやり、新たに他から採用しない様に願ひます。
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