戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1947年10月15日 
(昭和22年)
会議名
軍民連絡会議 1947年10月15日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔中城城跡・文教部機構〕

  十月十五日(水)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長。
  軍政府 ロータベルグ少佐、フライマス中尉、東通訳。
諮詢事項
 軍政府
  去る十一日伊江島は火事があった。原因は草焼から起った。
  食・衣等の市町村販店の売上収入につきての指令。
  交通事故に関する書類。
  ランプ、石油配給に関する書類。
  ランプ(二四〇〇個)補給部到着。
  予算の各部按分の件許可。
  貿易庁の資金に関する件。
 ◎クレーグ大佐から。
 ◎中城城址を国立公園として保存したら如何。神聖の場所として置いたら如何。
 ◎知事は如何にして国立公園として保存するか文書を以て提出されたい。
 志喜屋知事
  職員の特別給与規定を提出したことがありますがと其控を提示される。
  故大島知事の豊島様の家族慰藉料は貿易庁の富田様の話によると子供等が大人になる迄では四、五万円は要するだらうとのことですが。
 軍政府
  沖縄でも募集計画をして居るか。
 志喜屋知事
  募集やって居ませぬ。
 軍政府
  沖縄としてもやったら如何です。
 志喜屋知事
  仲宗根源和、真栄城守行、我部女史の調査は出来ましたが。
 軍政府
  翻訳して貰いたい。
 志喜屋知事
  与那原海岸の船から松岡部長がトラック十台引揚げたが其中五台は軍へ、五台は知念に置いてあるが、部分品を取代へなければ使用が出来ないとのことでありますが。
 ◎文教部の機構をマック司令部から変更せよと来て居ますが、軍政府の機構を改正しなくとも実施してよいでせうか。
 又吉部長
  那覇市解禁地区願の件(元二中付近)。
 志喜屋知事
  材木が日本・西表から来ないので工務部は困って居ますから、国頭の官有林を伐採したいとのことでありますが。
 軍政府
  文書を以て請願されたら如何。
  野火に注意する様今一度住民に警告されたい。
  伊江島の例を以てされたい。
  補助タンク一九〇〇個程焼かれたとのことである。
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