- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年10月03日
(昭和22年)
- 会議名
- 部長会議 1947年10月3日
目録詳細 画像を見る
- 議事録
- 部長会議〔みなと村・情報部〕
十月三日(金)午前九時
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、仲村、大宜見、宮里、山城、護得久、宮城(工業)、桑江、松岡、伊志嶺(司法)、宮里(財政)、當銘(財政)、平良、當銘、比嘉翻訳課長、平田、糸数、當山、比嘉永、玉城の各部長及代理。
欠 席 社会事業部長。
協議事項
島袋官房長
軍連絡会議報告。
車の修理(第一階梯)をせざる者は車を取上げる。
みなと村の労務者にトラブルが起って居るが軍に調査委員会が出来たから知事もアドバイサーになって貰いたい。
印刷機は文教部に払下げることになった。
◎住民間では軍民政府の施策の一部分を把握して全面を了解しないためトラブルが起る時があるから、軍民政府に情報部を設置して軍民政府の施策を住民に徹底せしめたい。
◎住民が水道管や油類管等を破って盗むから厳重に取締られたい。
仲村部長
コザの水道管は自然破壊で住民が破ったものではない。
松岡部長
真和志の油管も民政府のブルトーゼーではない(油管を破ったもの)。
島袋官房長
政党結社の件はライカムに提出してあるが未だ軍政府には来ない。布告の来次第それによって取扱ふと。
護得久部長
歳入につき説明報告を行ふ(別冊印刷物配布)及各部現在割当予算との比較。
糸数部長
軍政府は沖縄の政治を常道に戻す様に思はれる。
常道に戻すには議決権を与へる。
各部の事業の緩急により増減をして立案されたい。
来年二月乃至三月には予算編成をされたい。
比嘉永部長
復興途上課税するのは好時期ではない。
二〇〇〇万円余りでは復興が出来ない。一億円以上の復興費を消費すべきである。
対日会議に沖縄復興費の賠償をお願ひすべきである。
大宜見部長
屋我地のレプラを米国宗教団体、社会事業団体で経営方を御願ひしたら如何なるものでせうか。
軍政府にお願ひしたい。
島袋官房長
情報部は各部からの委員制にしたら如何ですか。
上へ戻る