- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年09月19日
(昭和22年)
- 会議名
- 部長会議 1947年9月19日
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- 議事録
- 部長会議〔食糧品・政党への入党〕
九月十九日(金)午前九時
出 席 志喜屋知事、島袋官房長、又吉、平良、安谷屋、糸数、平田、當銘、池宮城(工務)、嘉手刈(農)、稲嶺(社事)、山城、浦崎(開拓)、前門、仲村、護得久、大宜見、比嘉秀、貿易(宮里・原國)、水産(山口)、文化(新里)の諸部長及代理者。
協議事項
島袋官房長
労務者が出動しない時は各係から事情を知事に報告し、知事は更に副長官に報告せよと。
公休日の報告。
予算は部と部と流用出来ない。
来年度から予算は自弁せよ。
松岡部長から車の不足を訴ふ。
病院の車に一般住民を乗車させるな。
石油配給の請願。
米国物資を早く配給させたしの請願。
又吉部長
みなと村に於けるトラブルの件報告す。
みなと村・那覇市合併のことより因を発す。
糸数部長
預金帳を担保として財政部の方で支払はれて置かれたい。
平良部長
食糧遅配の理由。三、四月頃労務者の出動が悪い。
天願倉庫から地区倉庫に出したが補給隊長が労務者が出ないからとのことで中止された。
大宜見部長
副食物及水産物の配給を御願ひします。
安谷屋部長
食糧品の増産するにも産業の復興をやり、然するには貿易を促進しなければならない。
必需品を輸入されたい。
前門部長
補給・農務・労務・工務各部は食糧配給につき責任のなすり合を為す様で、之も部門が多い故であるから機構の改革も必要と思ふ。
宮里貿易委員長
中央倉庫から直接村売店への直送する件につき研究されたら如何なるものですか。
當銘部長
労務出動につきての実情を説明す。
護得久部長
財政取引に関する法律制定を願ひたい。
財団により登記をする様にしたい。
前門部長
出来るだけ善処します。
大宜見部長
デ・デ・テーの撒布、蚊撲滅につきて説明す。
志喜屋知事
民政府職員にして政党に入党してよいか否か。
護得久部長
民政府は政党によって出来たものでなく軍政府の命令によって出来たものであるから入党すべきでないと思ふ。入党すると職員が相反することになり事務上差支が来る。故に入党は不可と思ふ。
入党すれば、
一、政府内で黒白を作ることになる。
二、事務上に支障を来す。
志喜屋知事
護得久部長の御意見に同意ではないでせうか。
全部長
異議なし。
山城部長
入党の件は各廨にも通ずるでせうな。
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