- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年09月09日
(昭和22年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1947年9月9日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔村売店他〕
九月九日(火)午後二時半
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉翻訳課長。
軍政府 レートン中佐、労務隊長、東通訳。
諮詢事項
軍政府
漁船税指令。
勤労者違反行為。
土産品収益処置。
以上の書類を渡す。
布哇から帰還したP・Wが弗を持って居るから早く換金させられたい。
大東島の宮城源良産業課長が逝去しました。
天願の倉庫長は民補給部長と合議の上チェース補給隊長が推薦しました。
志喜屋知事
軍政府の補給部長が天願倉庫長を推薦して来ましたが。
軍政府
順序として倉庫長は補給部長の下にありますから補給部長が知事へ推薦し、知事の承認を受くべきである。
◎民村売店の配給が民からの報告及軍政府の調査によると不公平な点があるから注意をし監督する必要がある。
過去二十一日間の配給が出来なかったのは労務の関係からであった。
メリケン粉は村売店に配給した副食物も続いて配給します。
配給を円滑ならしむるには常に労務者を準備すべきである。
住民一様に配給量を同じく配る疑がある農家非農家を区別して配給されたい。
中央から眼の届かない末端を監督する必要がある。
パーセンテーヂの差異に注意されたい。
一、労務者処罰規程はデモクラシーに反しないか(労務隊長)。
二、住民が軍政府の要求に対して従はない場合配給停止をするが民政府が住民に停止するのはどうか。
米国では政府が人民に対し労務を強制することは出来ない。但軍政府は此限りではない。
N・O・Bの労務者が出動しない場合は知事は副長官に報告すればよい。労務者を出す時の規程を作られたら如何ですか。
◎労務者の中に煽動者は居ませぬか。
志喜屋知事
労務者に煽動者は居ない。農繁期の為に出なかったと思ひます。
軍政府(労務隊長)
此問題は金曜日にもう一度協議したい。
みなと村の成績はどんなものか。
志喜屋知事
天願程ではないが而し出ない者も居る様です。
志喜屋知事
元天妃校をハイスクールとして使用したい。
軍政府
使用してよい。
板材使用の時は銀行・貿易庁・警察を優先的にされたい。居住することは出来ない。
周囲をよく清掃させられたい。
志喜屋知事
勧銀跡は石川市の中央銀行を移転するのですか。
軍政府
全琉球銀行を予定して居るのである(全琉球列島の銀行)。
志喜屋知事
宮古で漁船を作って居るがペンキ、並にロップがないとのことで沖縄民政府にも援助してくれと来て居ますが。
軍政府
宮古知事から軍政府に御願ひすべきである。
軍政府水産部長に交渉すべきである。
志喜屋知事
嘉芸校の移転は村政議会で一致し、文教部も調査の上適当な所と認め認可したのであるが、屋嘉の一部有志が不服の為め或は投書等が軍政府に行くかも知りませぬから御気にかけられない様にされたい。
軍政府
村政議会で一致して決定したら差支ない。
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