戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1947年09月03日 
(昭和22年)
会議名
軍民連絡会議 1947年9月3日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔家畜検疫他〕

  九月三日(水)午前十時
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉秀課長。
  軍政府 ジョルダン少佐(ウイルソン中佐代)。
諮詢事項
 軍政府
  七〇〇万ボールド呎の木材が日本から来ます。故に国頭官有林の伐採はしなくてもよいでせう。約四ヶ月で輸送されるでせう。
 ◎天願倉庫に関する指令を受く。
  西表伐採予算の移管は工務隊長が交替した為め後任が来てからでなければ分りませぬ。
 ◎家畜が輸入される時隔離して検査するや否や。米国では四十日乃至九十日隔離して居るが。
  沖縄に豚疫があるが先島からの密輸入の関係ではないでせうか。
 志喜屋知事
  牛馬を輸入して貰いたい。
  豪州から来ると云ふ牛は如何なりましたか。
 軍政府
  来ることは来るが日時を要するだらう。
 志喜屋知事
  開拓庁の仕事は資材がない為め進捗しないがよろしく御願ひします。
 軍政府
  軍政府としても上層部と交渉はして居ます。
  コカ園の仕事が容易であるから斯る所から早く開拓されたい。
 比嘉農務部長
  元来平安座が豚疫の巣窟で其所から宜野座方面へ豚が行った為め伝染して居る。
 軍政府
  豚の輸入先は。
 比嘉部長
  宮古、徳之島、大島方面より輸入される。
 軍政府
 ◎密輸入を厳重に取締られたい。
 比嘉部長
 ◎現在警察及技術員をして取締らして居ます。
 軍政府
  家畜の検疫を戦前行って居た通り大体文書にして提出されたい。
 志喜屋知事
 ◎血清所を設立して貰いたい。
 軍政府
  衛生部、農務部で協議されたい。
  豚疫のワクチン注射薬をマック司令部に注文してあります。
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