戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1947年08月05日 
(昭和22年)
会議名
軍民連絡会議 1947年8月5日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔梵鐘・結社〕

  八月五日(火)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉翻訳課長。
  軍政府 フライマス中尉。
諮詢事項
 軍政府
 ◎米人対外国人との結婚につきては七月二十二日大統領の許可になり、七月二十二日以後三十日を限り入国を許可す。
 ◎税制改正指令を渡す。
 ◎工務部の二、八〇〇万円の復興予算、認可指令を渡す。
 ◎八重地岳の演習は八月十一日より開始す。
  元円覚寺の鐘は本日到着の予定。
 志喜屋知事
  台湾帰還者の日本に行った者は所持金を何の支障なく交換が出来たとのことでありますが。
 軍政府
  交換されたしとマック司令部に電報したら出来ないとの返電であった。金高が分ったら陳情した方がよいと思ふ。
 志喜屋知事
  愛楽園の日本人患者が帰へりたいと云って居ますから帰へして貰いたい。
 軍政府
  文書を以て提出されたい。
 志喜屋知事
 ◎結社を組織するに就いて軍政府から指令を発せられたい。
 軍政府
 ◎司法部に立案させてあるから一週間程したら指令が来るだらう。結社届が提出されたら知事から軍政府へ提出された方がよいだらう。然うすると指令を発することも促進するでせう。
 志喜屋知事
  特別給与規程はホーリー様(軍政府司法部)の話によると近日中に許可なると云はれて居ましたが。
 軍政府
  出来ては居ますがヘードン准将の許可が要る。
 志喜屋知事
  那覇市の都市計画は如何なりますか。
 軍政府
  平和会議が済まなければ分らないだらう。
 志喜屋知事
  平和会議は何時頃になりますでせうか。
 軍政府
  何時になるか分りませぬ。
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