戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1947年07月18日 
(昭和22年)
会議名
部長会議 1947年7月18日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔四知事協議報告・物価〕

  七月十八日(金)午前九時
  出 席 志喜屋知事、又吉、山城、當山、仲村、大宜見、西平(補給)、比嘉永、黒島(工業)、糸数(商)、宮良(工務)、開拓、当銘(財政)、玉城、宮里(貿易)、當銘、平田、前門、比嘉秀、山田。
  欠 席 島袋官房長。
協議事項
 志喜屋知事
  沖縄・宮古・八重山・大島の四知事協議事項につき報告す。
  一、酒  二、貿易 三、水産加工 四、補給、五、八重山移植民 六、レプラ 七、百合の件。
 宮里貿易委員
  大島・先島との物価の値段の差額は軍政府が保証することになって其差額の資金二、五〇〇万円で之は来年三月迄での予算である。
  日本とも活発化して居る。
  日本から毎月一、〇〇〇トンの肥料を始め文房具等が来る。
  バーターでなく沖縄からの輸出品は考へなくてもよい。
  台湾とも近い内開始になるが食糧品は出来ない。
  米国とも開始になると思ふ。一億弗の資金を要す。
 志喜屋知事
  貿易庁と各部との連絡を今後緊密にされたい。
  補給部については輸送者が物を大事にして居ないから之を注意せよと、軍政府から注意がありました。
  八重山の伐採隊が勝手なことをやって居るが、マクラム隊長が行って民政府に抗議の様なことを云って居るが。
 宮里貿易委員
  牛、木炭、鶏、豚、カッチ、釣竿、薪、乾魚、スルメ、黒糖の保証金は六割以下となった。
 志喜屋知事
  監察官は官房で立案中である。
  法制審議会は総務部で立案中である。
  八重山の舞踊団が、ライカム、軍政府、民政府の慰問に来るから文化部で御配慮を願ひたい。
 比嘉秀課長
  貴賓館を作りたい。
 平良部長
  七〇輛の車を補給部に専属すべく指令を取った。
  配車は工務部の責任である。
 志喜屋知事
  本月廿七、八日米記者団が来島する由。貴賓室を作る件御考慮相成りたい。
  二世が知事の宣言書をくれと云って来たから、上げました。
 山城部長
  教職員に入党を勧誘して来るが如何なるものでせうか。
 志喜屋知事
  文教部で考へて置かれたい。民政府でも研究を要す。
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