戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1947年07月15日 
(昭和22年)
会議名
軍民連絡会議 1947年7月15日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔建物・法制審議会〕

  七月十五日(火)午後二時半
  出 席 志喜屋知事、島袋官房長、比嘉秀課長。
  軍政府 フレイマス中尉、東通訳。
  欠 席 又吉部長。
諮詢事項
 軍政府
  石炭に関する指令。
  与那原の小橋川氏宅地に他人の家を建てさせるな。
  キャステロキャンプの労務者が七日働いて居るが賃銀を上げて貰いたいとのことであるが(一週間日曜なしの意)。
  来る二十七日米国記者が沖縄へ来る。廿八日出発帰米の予定である。
  踊二組(老人踊・天川)。三味線三人優秀な人から。ライカムの貴賓室で踊る。
 ◎那覇のコンクリート建物を民政府の公共物に払下げたいが調査をされたい。
   例 警察・通信部に与へるか。
  次回の連絡会議に回答されたい。
  修理もやる筈であるから調査されたい。
 ◎法制審議会は憲法や刑法等を作成するからと云ふ理由で一応軍政府の許可を得た方がよい。
  人口調査錯誤の理由提出(総務部、補給部の調査不一致)。

琉球列島米国軍政本部

  議事日程(沖縄・宮古・八重山・大島四知事)
                一九四七年七月一四日
    於一九四七年七月一六日水曜日午前九時卅分将校会議室

  1 開会の挨拶(自九時三〇分至九時三五分)
        軍政府副長官 ウイリアム・エイチ・クレイグ大佐
  2 四群島内における酒醸造に就て
         (九時三五分~九時五〇分)
        経済部 ウイルスン中佐
  3 四群島相互間の貿易について
         (九時五〇分~一〇時一五分)
        経済部 ウイルスン中佐
  4 台湾及日本との貿易
         (一〇時一五分~一〇時三〇分)
        経済部 ウイルスン中佐
  5 税に関する諸問題
         (一〇時三〇分~一〇時四五分)
        財政部 リース中佐
  6 百合根の輸出(一〇時四五分~一〇時五〇分)
        経済部 ウイルスン中佐
  7 魚類の罐詰及加工
         (一〇時五五分~一一時五分)
        経済部 ウイルスン中佐
  8 八重山列島における移住
         (一一時五分~一一時一五分)
        総務部 フライムース中尉
  9 琉球列島における補給
         (一一時一五分~一一時三五分)
        補給部 チェイス大佐
 10 癩療養所
         (一一時三五分~一一時四〇分)
        衛生部 ラコック中佐
 11 南琉球列島における諸問題
         (一一時四〇分~一一時五〇分)
            マクラ中佐
 12 北琉球列島における諸問題
         (一一時五〇分~一二時)
             ラブリー少佐
   指示せる諸議題討議の責任者は上記将校である。
   同将校は各議題につき自分で検討を加へて行く事もあり、討議時間の全部又は一部を所属部の部員に割当討議させることもある。
     *本議事日程の現物は横書き(編集者注)。
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