- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年06月13日
(昭和22年)
- 会議名
- 定例部長会議 1947年6月13日
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- 議事録
- 定例部長会議〔石炭・税率〕
六月十三日(金)午前九時
出 席 志喜屋知事、島袋官房長、比嘉秀平課長、又吉、稲嶺(社事)、名嘉山(文教)、當銘(財政)、松岡、糸数、平良、玉城、安谷屋、當銘、當山、池原(衛生)、平田、比嘉永、前門、仲村、桑江の各部長。
協議事項
志喜屋知事
予算二〇〇万円を工務部より削り他部への増額と。
警察部は削減しないとのことである。
當銘課長(財政)
予算の件につきスキウス様及工務隊長からは聞いて居るが財政部の主任将校が留守で判明しない。
聴いてから後日報告します。
糸数部長
西表の野田氏の石炭・薪炭は沖縄に輸出することになって居る。石炭は現在六〇〇〇トン、使用可能三七〇〇トン。
西表の開墾樹木の枝は薪にして送ると。
松岡部長
手持の石炭が尽きた場合其後の石炭に就いても考へねばならない。八重山知事と交渉後工務・工業両部で協議して経営をどうするかを決めたい。官営では出来ぬ(民政府予算一億では)。
企業者を推薦して軍政府の許可を得て経営させた方がよいと思ふ。
糸数部長
委託経営等もよからうと思ふ。
安谷屋部長
民営専売がよいと思ふ(塩の専売みた様に)。
松岡部長
ヘードン准将西表視察をなさるとの報告がある。
「速やかに従業員の家族を送れ」と。
マチウス様は一週間前再度沖縄へ渡来今後軍属として西表で働くと。六月十四日西表へ出発予定とのことである。
復興予算は通常予算とは別にすると。
本日午後一時から各部関係の人が工務部に参集せしめられたい。
平良部長
カロリー配給は六段階から十段階に改正になる。
糸数部長
軍政府の方でも島内農産品全部供出は止めて自家用の分を取り残りを供出する様にと。
農家、非農家を区別して配給し農家には赤点を少く、若し配給止めにすると効果を挙げるだらうと思ふ。
松岡部長
住家税も高率になりさうである。所得税も負担に堪へないが。
當銘課長
それに対し陳情書を提出してあります。
松岡・糸数両部長
税率が高いから知事からレートン中佐を通じて陳情されたい。
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