- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年06月04日
(昭和22年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1947年6月4日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔税制・土産品〕
六月四日(水)午前十時
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉秀平課長。
軍政府 ウイルソン中佐。
諮詢事項
志喜屋知事
日本の東京朝日新聞によると日本の税制は税額から家族扶養料を差引いて居ますが。
軍政府
日本の税制を持って居るが所得から差引いて居る。
志喜屋知事
日本で基礎控除や又其他にも差引いて居るが。
軍政府
沖縄では日本と同様な額は差引かなくてもよからうと思ふが。
日本の税制は米国の其れに則って居るが朝日新聞は間違でないか。基礎控除も加って居る。
志喜屋知事
開拓庁の俸給を許可して戴きたい。
スポイルを取るに知事から証明書を持たすや否や。
軍政府
工業部は工業部隊長(スコット氏)と相談されたい(スポイルに就いて)。
比嘉秀平課長
昨日個人(石原昌加)がスポイル払下げの証明書を貰って来て居ましたが。
軍政府
土産品売店について民政府は協力して居ない様に思はれるが、之は沖縄のためであるから協力されたい。
将来は米国に弗で売って米国より必需品を買へることになる。
之を発展させて村にまで拡張したい。
ヘードン准将も此の二、三ケ月には方法を更へる考である。
◎物価は目下の所廉いから値段を引上げて生産能率を高める考である。
比嘉通訳
沖縄でも弗を使用し得る時が来ますか。
軍政府
将来はある。
◎沖縄品を買ふべき予算が三、三〇〇万弗マック司令部は通過した。
◎家畜の畜舎は今は農家から遠く離れて居るから最と便利になる様衛生と農務部で打合せて提出されたい。
志喜屋知事
八重山から薪を移出すべく八重山知事にウイルソン中佐から便宜を取計ふ様手紙を送って戴きたい。
軍政府
貿易庁から取継いだ方がよいでせう。
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