- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年05月23日
(昭和22年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1947年5月23日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔比島兵・人事・慰霊祭〕
五月二十三日(金)午後二時半
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉秀平課長(通訳)。
軍政府 レートン中佐、東通訳。
欠 席 比嘉善雄通訳、津嘉山課長。
記 録 喜瀬事務官補。
諮詢事項
軍政府
次の文書を渡す。
1 又吉部長宛、大東島発電文。比嘉準栄氏の乗船に関する件。
2 前原モータープール安慶名孝助氏宛、表彰状。
3 民政府申請「地方指導者」の職種再設の件。
説明不充分のため軍政府より返却さる。
◎比島兵に関する件。
行状即ち住民に如何に被害を及ぼしたか、並に其対策として如何にしたらよいか等具体的に文書を以て提出されたい。
クレーグ大佐も此件につきては非常に興味を以て居られ、よく協力するとのことである。
◎来る月曜日(二十六日)天気がよければ午後一時半からエムブリック氏と相談して中央刑務所を視察したい。
◎米国市民権保持者で三〇名程帰国を許された。出来るだけ早くキャステロキャンプへ収容して貰いたい。他に三〇名程現在申請中である。
◎土産品店の比嘉至栄氏の後任者推薦の件。
此の土産品店の仕事は非常に大きいことであり、之に携はる人は正直でよく働く人で又押のきく人でなければならない。先に推薦された人もよく仕事をやる人だとは思ひますが、変な噂もありますが其人以外にも適当な人が居りましたら御推薦を願ひたい。
志喜屋知事
人事のことは早急に決定し難いから二、三日お待ちを願ひたい。
軍政府
此の仕事は外人との折衝もあり色々の誘惑もあると思ふから余程の意志の強固な人でなければならない。
志喜屋知事
先に推薦した人は正直な人であるが、活動家であるか否かは分らない。
軍政府
一、二日待ってもよいから先に推薦した人でいけないと云ふことではない。
志喜屋知事
真珠採集漁夫に関する件。
豪州の真珠採集会社で四〇〇人位の日本潜水漁夫を必要として居るとの事であるが、戦前豪州で働いて居た漁夫は大部分沖縄人であったから送ることが出来る様御尽力を願ひます。
軍政府
調査して見ます。
志喜屋知事
来る三十日慰霊祭の日に民政府でも同様な催しをしたい。
猶本島内七ケ所、慶良間、伊江島のアメリカ軍人の墓地にも花を供へたい。
軍政府
何時、如何して花を送るか。
志喜屋知事
當山文化部長の方で送ることになって居る。
軍政府
当日は墓地は厳重に警戒される筈であるから軍の人と一緒に行かなければならない。
志喜屋知事
當山文化部長とルック氏とで打合せて居る筈であるが貴官を通じてクレイグ大佐にもお伝へ願ひたいとのことであります。
又吉部長
先にお願ひした北中城の道路を作るために倒れた松材の件、村の方で譲り受けたと村長から報告がありました。御尽力有難う存じました。
◎キャステルキャンプの近くに空いたコンセットが一棟ありますが仲本氏が旅館に使ひたいと云って居るが如何でせうか。
軍政府
調査して見ます。
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