- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1947年05月16日
(昭和22年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1947年5月16日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔郵便・住宅・土地〕
五月十六日(金)午後二時半
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長。
欠 席 津嘉山課長。
軍政府 フレイマス中尉(レートン中佐代)。
記録者 喜瀬事務官補
諮詢事項
軍政府
左記文書を渡す
1 帰還者が日本へ残した荷物を取寄せる場合の調査書式及指令。
A(書式は四千ポンド以上及四千ポンド以下の二種)。
B(用紙は不足の時は軍政府総務部へ要求のこと)。
2 一九四六年十二月二十日付指令二十一号の変更指令。
3 赤十字社通信文書一通(ブエニスアイレス宛受信人住所不明のため返却)。
4 民警察の権限に関する書類。
説明のみにて書類は受領せず(本記録末尾参照)。
来る火曜日午後一時半からレートン中佐、スキユス氏、エムベック氏(軍政府保安部刑務所の係官)と知事と一緒に中央刑務所を視察することになって居る。目的は不明であるがヘードン准将やクレーグ大佐が視察なさる下準備ではないかと思ふ。
レートン中佐が帰り次第判然としたことはお知らせします(レートン中佐本日北部琉球より帰府予定)。
知事から米国及沖縄間の郵便開始につき要求がありましたが其件につきては書類を整へクレーグ大佐へ伺ひ中である。
自分としては手続は判然と知らないが、火曜日迄でには判然する筈です。判然次第指示することにしますから民政府で詳細に文書を認め軍政府を通してスイスの国際通信へ照会する手順になる筈です。
総司令部へ送るべき法規類、訳文四通、和文一通を金曜日迄に提出。和文、英文各一通宛を民政府に保存。
憲法の英文が要りますか。
比嘉秀平課長
お願ひします。
軍政府
一通しかないが探してありましたらお上げしませう。
比嘉秀平課長
市町村制の和文が欲しい。
軍政府
テイルトン氏と相談して日本から取寄せませう。
志喜屋知事
住宅の資材を軍政府から民政府へ移譲したと云ふ指令を戴きたい。
軍政府
家は軍政府から貰ったら住民へ与へるのか、売るのか、貸すのですか。
志喜屋知事
与へて税を課したい。
軍政府
序に土地のことですが現在は耕作権を認めて居るが、追而所有権確定の上で統轄した方がよいでせう。而し其れには長い期間を要しますね。
民警察の権限に就ての説明。
兵隊の住民に対する射撃、誘拐、殺人、強姦、強盗、放火、家宅侵入等各種犯罪の現行をC・Pも押へることが出来る。其際最寄のM・Pへ報告すること等各種の民警察の権限についての規定。
猶此件につきては追而詳細なる文書を以て知事へ通達するとのことである。
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