- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年12月20日
(昭和21年)
- 会議名
- 定例部長会議 1946年12月20日
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- 議事録
- 定例部長会議〔配給・機構〕
十二月二十日(金)午前十時
出 席 志喜屋知事、又吉、護得久、大宜見、當銘、安谷屋、糸数、仲村、松岡、平田、比嘉秀、島袋官房長、當山、水産(代理)、山城、比嘉永の各部長。
協議事項
大宜見部長
近頃の商務の配給は如何なって居るか。
糸数部長
年齢により配給料は異にするが従来は一、六九四カロリー(平均)であったが今後は一、七九九カロリーの建前である。
十二月分は十二万人分超過して取って居る。
大宜見部長
沖縄生産品の供出をやられたい。
五十万住民が餓死す。闇取引が横行して居る。
護得久部長
インフレーを抑制するため通貨を縮小し、其半面生産を盛にしなければならない。
早く通貨を縮小し一面又生産能率を盛にする方針を取らなければならない。通貨縮小のみやると後は物々交換になる。
大宜見部長
農務部長に質す。
一応生産物は供出して再配給すべきである。
比嘉農務部長
然り。
大宜見部長
然らば供出すべきである。
各部長も協力すべきである。黙して居る部長は無能である。
志喜屋知事
大宜見部長の意見は前々から云はれて居る。只此の実行を如何にするか。規程を作ってやりませう。
當山部長
供出や配給することも決定して居るのに実行されて居ない。一旦決定した以上は実行したい。
農務・商務部に質したい。
志喜屋知事
民政府機構につきては軍政府の指令であり、又米国からの指令の様である。
比嘉農務部長
養蚕課を置きたい。
志喜屋知事
出来るのではないかと思ふ。
山城部長
翻訳課(文教部)を廃して居るが元通り該課を置きたい。
伊藝秘書課長
事務主任会の報告。
此度の機構に人事は各部でやることになって居るが、之を現在通り人事課で取扱ったら如何と事務主任会に提出したら賛成をした。
糸数部長
伊藝課長の話によると各部の費用を流用してよいか。
伊藝課長
通訳及翻訳を翻訳部に置いて各部に配置したい。
護得久部長
通訳・翻訳を翻訳部に籍を置いて各部に配置すると軍政府から人員と予算調査をされた時は困ることはないか。
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