- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年11月13日
(昭和21年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1946年11月13日
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- 議事録
- 軍民連絡会議 〔鉄道・スポイル・俸給改正案〕
十一月十三日(水)午前十時
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉翻訳部長、玉城部長。
軍政府 ウイルソン中佐。
諮詢事項
志喜屋知事
鉄道問題は如何なりさうですか。
軍政府
軍政府では沖縄のためになることは関心を以てやらうとして居るが未だ予算には編成されて居ない。
志喜屋知事
スポイルの臨時措置をお願ひしたい。
軍政府
スポイルは全部商務に渡し食糧にならざる分は財政部及農務部に渡す。其分別選定は知事の権限に委す。
護得久部長が首里でスポイルを配給したことに就いては軍政府では心よく感じて居ない。私は極力護得久部長を援護した。
志喜屋知事
俸給改正案を提出す(四〇〇円―四五〇円―五〇〇円―五五〇円―六〇〇円―六五〇円)。
軍政府
次の水曜日に提出されたし。
又吉部長
西原村は闇取引が多くて金を早く消費するので救済者が多くなる。
志喜屋知事
警察官の増俸につき指令は未だ来ませぬが。
軍政府
世界の警察官は皆仕事がきついと云って居るが而し仕事のため疲労して死ぬ者は居ない。仲仕や其他の激務者に比して未だそこまでは行かない。而し努力はする。
知事は増俸に賛成か。
志喜屋知事
賛成である。
軍政府
漁船用油は一ガロン二十銭になった(元五〇銭)。
志喜屋知事
布哇からの慰問品は商務に渡って有償になるが性質上不当と思ふが。
軍政府
調査して見る。
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