- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年10月23日
(昭和21年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1946年10月23日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔五ケ年計画他〕
十月二十三日(水)午前九時
出 席 志喜屋知事、島袋官房長。
軍政府 ウイルソン中佐。
諮詢事項(本記録は官房長誌す)
軍政府
農産物の増産に努力されたい。
向ふ五年計画で食糧自給の出来る設備をなす為め資材の申請や、十年後からは自給したい考である。
田地の拡張が必要である。
ダム(溜池)は大いに計画して復興計画別途に費用を支出するから其積りの計画をする様に。
欧州、支那は餓死しつゝある。米国は其食糧計画しつゝある。故に沖縄は自給体制を取らなければならない。
水田は沖縄に於て一万二、三千エーカーなければならない。
志喜屋知事
警察部の徽章の見本は二、三日中に提出します。
クレーグ副長官も警官の服装につきては立派にさせたいと。
西表の伐採者中、幾人かは重労務者と取扱はれたい。
マチウス中佐も承諾して居るから認めて貰いたい。
軍政府
認めるだらう。
志喜屋知事(工業部長よりの御願ひ)
天願に綿入れの寝具がある。之を帰還者に配給したい。
それを解いて薄いかけ蒲団に再製したい。
◎久志村に居る伊江島村住民の出したたるき〔垂木〕代が未払になって困って居ますが。
軍政府
支払ふ手続き中である。
志喜屋知事
九州に居る沖縄漁民が網を持って居るが之を沖縄に取寄せたい。
軍政府
四、五日以内にホーイ大尉が東京へ行くから、網の大きさ、型及其組合名を提出せよ。
志喜屋知事
デ・デ・テの空中撤布により野菜等の被害があるが之に対する対策はないか。
軍政府
調査して見る。
八重山の野田氏と労務請負の協議をなす時、石炭の需給に関しても協議をさせる。
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