- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年10月08日
（昭和21年）
- 会議名
- 軍民連絡会議 1946年10月8日
目録詳細 
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔八重山伐採・民政府移転〕
十月八日（火）午後一時
出 席 志喜屋知事、松岡部長。
軍政府 マチウス中佐。
諮詢事項
軍政府
八重山伐材の件。伐材隊は十一月一日出発の予定である。伐採は必要の木のみ切る。知事の権限で農務部として森林関係の人を置いてよい。
西表全島のデ・デ・テ〔ＤＤＴ〕を撒布するなら知事から副長官に進言をしなければならない。
十月八日（火）午後二時
出 席 志喜屋知事、又吉・仲村両部長、島袋官房長。
軍政府 レートン中佐。
諮詢事項
軍政府
日曜日から本日迄三隻の帰還者船入港。三、五〇〇人。
◎公職者の慰藉料につき、知事・副知事と軍政府側からレートン中佐、司法部隊長と打合すべき件があるから来週司法部隊長同伴連絡会議後協議したい。日時は来る金曜日に通知す。
共済資金を考へる必要がある。
◎元愛楽園長早田氏は日本へ帰へす。医書は持たし其外は一般の人と同様に取扱ふ。
◎那覇の食糧売店では食糧等を道路等に置きざりにして居るからよく整理整頓をして大事にする様に注意されたい。本日私（レートン中佐）からも注意を促した。
○ヘードン少将からクレーグ大佐へ。
◎伊江島は来年一月住民に与へると。
クロンボーは日本に送る。
◎沖縄の運転手に乱暴者が居るから厳重に取締る様にせよ。運転手の向上によって住民の安全を期すことが出来る。
気象台の件は未だ軍政府にも回答がない。
小谷はライカムに属してどうにもならない。
◎クレーグ大佐が民政府の水のことにつきて交渉して居る。十日以内に水のことにつきては通知す。
志喜屋知事
水がないから民政府移転も延期して居る。
軍政府
十日以内に回答す。
◎水が得られたら移転する様にせよ。若し得られなくとも一時的である。水の得らるゝ準備はする。
志喜屋知事
民政府の移転すべき所にある医薬倉庫を移転させられたい。
道路の美化案は二、三日お待ちを乞ふ。来る金曜日に提出します。
又吉部長
中城熱田は那覇人を収容すべくお願す。
北谷の移動をお願す。
軍政府
軍政府も努力して居るが未回答である。
志喜屋知事
硫黄鳥島に行って来たが該島の住民は感謝して居たとのことである。
軍政府
硫黄鳥島の報告を十月三十日迄に提出されたい。
志喜屋知事
来る土曜日午後七時から観劇会を催したいが、約二時間程。
軍政府
日曜日の晩は如何？
志喜屋知事
それでもよい。
軍政府
金曜日に都合を回答す。
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