- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年10月04日
(昭和21年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1946年10月4日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔勤務時間・先島統合〕
十月四日(金)午前九時〔会議は午後カ〕
出 席 志喜屋知事、又吉・松岡両部長。
軍政府 レートン中佐、リビングストン中佐。
諮詢事項
軍政府
鴨の猟期及場所は。
志喜屋知事
猟期は一、二月頃。場所は金武及石川方面の海。
軍政府
大工五人を増員し来る月曜日より遣す様にされたい。
仕事に従事した時及止めた時を明示させること。
◎中城熱田のキャンプを使用してよい。
那覇人を適当な所に分散して収容する様にせよ。
◎御殿敷は茶摘人も証明書を持参し其外の人は出入を禁止す。
◎第三キャンプを掃除をさせ監視人を置くこと、準備のために。準備が出来たら知らす様にせよ。
◎日本に帰へったP・Wが又沖縄に来て、よい仕事に就きたいと云って居るが、ヘードン少将としては、よい仕事は沖縄人に就かすと云ふことでP・Wの希望は容れられなかった。
◎軍政府要人家族の観劇会は四、五日前に通知して貰いたいと。
久場崎の八月分の支払は未だの様であるが。
◎土地調査委員会の毎月の予算は増加して来るが如何なるものか。人員は同員であるのに。
◎来週の火曜日までに増員及事務分掌を提出せよ。
◎硫黄鳥島は沖縄に包含されたと知事に指令を渡す。
志喜屋知事
民政府の移転すべき知念の水に心配して居るが。
軍政府
多少の水は与へるから移動に心配はない。
一人幾ガロン与へるか調査中である。一万ガロン給水。
又吉部長
津堅島の移動をお願ひしたい。
軍政府
海軍の所属だから調査して見る。
志喜屋知事
知念垣花に民政府職員の住宅をお願ひす。
◎十一月から夜明が遅くて出勤時を遅らさうと思ふが。軍政府では如何なるものか。
軍政府
未だ考へて居ないが都合悪ければ変更してよい。
志喜屋知事
土曜日の軍政府の勤務時間は幾時迄ですか。
軍政府
原則としては土曜日は半日だが忙しい時は普通の通りやって居る。二十四時間もやって居る。
志喜屋知事
十二月頃から出勤時を遅らしたと思ふが。
軍政府
◎一週間の労務時間に抵触しなければよい。
志喜屋知事
◎先島統合を研究中であるが、先島は税制で賄ひ本島と経済状態や組織等が異って居るので、民政府のみでも行かないが軍政府でも研究されて居られますか。
軍政府
経済方面で研究中である。
同一組織にやることは相当の期間を有し又困難な点もあるだらう。移動を完成した後でなければならない。
松岡部長
安田・安波から藷を輸送する船を使用したいが。
軍政府
ウイルソン氏が許可すればよい。
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