- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年09月18日
(昭和21年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1946年9月18日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔復興事業・真珠〕
九月十八日(水)午前九時
出 席 志喜屋知事、又吉部長、島袋官房長、比嘉部長。
軍政府 ウイルソン中佐。
諮詢事項
軍政府
甘藷の臨時値段は許可になった。但六週間。
其間に甘藷及米の値段を決定せよ。
志喜屋知事
大島・先島・沖縄の貿易委員は、軍政府で任命されたい。
軍政府
沖縄の委員は知事が任命する。
大島・先島は軍政府から各隊長宛通知した。
志喜屋知事
俸給は本日支払ふ様で有難う存じます。
軍政府
係将校が交代した為め遅延した。
志喜屋知事
クリスマスカードは勉強して居ます。
軍政府
今度から来年のカードも考へておく様にせよ。
◎職員(文化部の絵書きの人々)は工業部に移さなくてもよい。
志喜屋知事
絵具が不足を来す様ですが。
軍政府
カードの模写する値段はP・Xで二円程度。
工業部では一円五、六十銭程だらう。
カードの書いた値段は十五円程。紙代は取らない。
志喜屋知事
◎農村復興は指令が来たら着手すべく準備は出来て居るが。
軍政府
◎其れに対し指令はない。
◎提出した予算に対して実行せよ。
◎復興事業に対し着手すれば金はどしどし出してやる。
志喜屋知事
翻訳部、大島の残員の増俸に対しお礼を述ぶ。
真珠の件につきては水産部の係の人が軍政府に呼ばれて行った。
軍政府
真珠の見込がなければ知事は止めてもよい。
志喜屋知事
日本時代に二、三回試験やったが失敗した。而し米人がやれば有望でないかと思ふ。
軍政府
米人が個人的興味を以て仕事を成さんとする者があれば止めさす。沖縄人のためなら事業を興してよい。
安谷屋部長
廃品蒐集のため通行証をお願ひす。
沈没船の廃品もお願ひしたい。
軍政府
船の方は許可困難だらう。
志喜屋知事
硫黄鳥島は硫黄が月産二〇〇トン産出すると。該島の住民は被服がなくて困って居る。
復興計画案中一、二点は通過しなかったとのことであるが何々か。
軍政府
調査して知らす。誰か軍政府に遣したら。
鳥島の救済は社会事業課でやる様にせよ。
沖縄本島を廻送する船を考へるが、当分二隻の船があるから其れを利用する様にせよ。
◎通訳四、五人必要であるから知事にお依頼す。
志喜屋知事
世話して上げる。
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