戦後初期会議録

組織名

沖縄民政府

開催日

1946年09月06日　
（昭和21年）

会議名

部長会議　1946年9月6日 目録詳細 画像を見る

議事録

部長会議〔経済・機構〕

　　九月六日（金）午前九時
　　出　席　志喜屋知事、比嘉、前門、糸数、玉城、池原（衛生）、山城、平田、安谷屋、當銘、仲村、文化（代理）、島袋官房長、糸満（財政）、又吉、松岡の各部長。
協議事項
　志喜屋知事
　　復興計画案は農務部は将校会議を通過したとのことである。
　　沖縄・両先島・大島を一丸とする経済組合設立に関し商務部を主体として置きたい。
　　戦災保険、預貯金等の調査に関し派遣の件。
　　大島・先島及沖縄の通貨を別にしたき件。
　　伊江島にクロンボーを送る。
　　提出事項。労務部より日給賃銀改正案の件。
　糸数部長
　　最低四円を削除したら如何。
　當銘部長
　　軍政府と交渉して見る。
　比嘉部長
　　賃銀のみ上げて農産物価は改正しないから経済は益々混乱して来る。
　志喜屋知事
　　労務部案の細い点は関係部と協議してもう一度提出されたら如何。
　島袋官房長
　　事務上局・課を統一して課にしたい。
　前門部長
　　部長の下に次長を置いたら如何。
　全部長
　　課に統一することに異議なし。
　志喜屋知事
　　特別給与規程提出審議。
　全部長
　　異議なし。
　又吉部長
　　孤養老院長は二十四時間制度であるから最高を四〇〇円迄上げて貰いたい。
　全部長
　　異議なし。
　糸数部長
　　那覇の帰還者が糸満に二、三百人程行ったら帰へされて来たが何等か方法を講ぜられたい。