戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1946年08月29日 
(昭和21年)
会議名
軍民連絡会議 1946年8月29日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔輸出入他〕

  八月二十九日(木)午前九時
  出 席 志喜屋知事、又吉部長。
  軍政府 クレーグ副長官
 軍政府
  具志川製材所の電柱を切って持出して居る。方々に電柱があるが大事なものである。米国から電柱は来ない。
  警察と町村長とに通知を発して、斯る電柱があったら軍政府に届出づる様にさせよ。電柱の長さ、本数。
  ジープに人員超過の違反者が居る。斯る違反者が居ればヂープを取上げる。

     (午前十時)
  出 席 志喜屋知事、又吉部長。
  軍政府 ホーイ大尉(経済係将校)。
諮詢事項
 軍政府
  日本との輸出入の関係につきて。
  大東島の燐鉱は日本が取り其代りに沖縄の必要な品物を輸入す。
  宮古、大島、日本とのバーターすべき品物を考へて居る。
  帽子、漆器、紬、真珠等を日本に輸出す。
  沖縄全体(宮古・八重山・大島を含む)を一組として日本に何かを輸出することを考へて居る。貿易委員会を設ける。
  大島、両先島、沖縄の別々としては認めない。沖縄全体を一組として貿易する。
  此制度設立して貿易実施をするには三ケ月程かゝるだらう。
  大東島と沖縄との電話が開通す。
  大東島職員の俸給の件は許可したい。
  大東から日本へ砂糖三〇〇トン、燐鉱一二、〇〇〇トンを送ったが沖縄には損をさせないことになって居る。
  九月五日頃日本から燐鉱取りに船を送る。
 ◎今度の冬に日本から沖縄へ一、〇〇〇トンの肥料を送る。
 志喜屋知事
  大東の職員、工業部の職員が待機して居るが何日頃になるだらうか。
 軍政府
  九月三、四日頃になるだらう。
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