戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1946年08月05日 
(昭和21年)
会議名
軍民連絡会議 1946年8月5日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔軍政府移転問題・民政府移動問題〕

  八月五日(月)午後二時
  出 席 志喜屋知事、又吉部長
  軍政府 レートン中佐。
諮詢事項
 軍政府
  今週木曜日に軍政府は玉城に移動す。
  民政府の移転も五、六週間考へて見よ。建設も考へて見よ。
  七、八月後は人口も多くなるから首里・那覇の移動も考へられる。
  軍政府から一哩の所等も考へられる。
  民政府ももっとよい所に考へたい。
  知事も直接に見られたら如何?
  副長官は決定した理由ではない。
  知事の考へも聴取したい。
 志喜屋知事
  各部長の住宅は現に東恩納に作りつゝあるが。
 軍政府
  大体九月の末頃に民政府は移るだらう。
  トラックの件は係将校に話して居る。
 志喜屋知事
  本島のみの切手を願ひたい。
  吉田氏の講演につき心配をかけてすみませぬでした。
 軍政府
 ◎斯る場合がある時は軍政府と連絡を取る様にせよ。
 ◎P・Wは早く帰へして貰いたい。
 志喜屋知事
  粟国・渡名喜は船がなくて食糧輸送に困って居る。
  御配慮を乞ふ。
 軍政府
  ウイルソン将校に話して置く。
  久場崎から薪になるものを女が持出して居た。注意を要す。
 志喜屋知事
  先日クレーグ大佐から注意されたことは各部長集めて協議研究した。路傍で遊ぶ児童につきても取締ることにした。
  石川の海岸でも盗難のない様児童にも注意するが又米兵から児童を呼び寄せる様ですがよい方法はないでせうか。
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