- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年08月01日
(昭和21年)
- 会議名
- 軍民連絡会議 1946年8月1日
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- 議事録
- 軍民連絡会議〔復興計画案・大東島〕
八月一日(木)午前九時
出 席 志喜屋知事。
軍政府 ウイルソン中佐。
諮詢事項
軍政府
二年半予算につき協議のためマニラに行った。
膨大と云って居た。
此の予算はスタイヤー中将からマッカーサー司令部へそれより米国政府まで行く。而しスタイヤー中将が沖縄に関心を有って居るから大丈夫通過すると思ふ。
港川のダイナマイトは貰ったか。
志喜屋知事
未だ貰ってない。使用許可も未だ来ない。
軍政府
大東島の支庁長等の手当につきては文書を以て申請する様に。
パナマ帽材料の漂白薬は近日中上京するから探して見る。
◎牧港の石灰岩採取は当分出来ない。将来は見込みある。
十万円の記念品は全部売却したか。
安谷屋部長
全部売って本人に金を渡した。
志喜屋知事
日本から帰還者が来るが食糧は軍直接か又は商務から渡すか。
軍政府
キャンプに居る間は軍政府、各地区に帰へったら商務の方からと思ふ。
志喜屋知事
復興計画案を提出し早く実現すべく御願ひす。農民は目下困って居る。
軍政府
日本語と英語が異ふから研究して見る。
主旨として賛意を表す。経済少将(ママ)と研究して善処す。
志喜屋知事
クレーグ大佐にも昨日此の件につきお願ひしましたら畠中の石を取って除ける機械も貸してやるからとのことであった。
軍政府
軍政府は沖縄を助けるために来たのであるから出来るだけ援助をする。
志喜屋知事
大東島行きは準備して居るが。
軍政府
ホーイ大尉が東京行くのは大東島のことを決定するためである。
国頭郡に小さい船が二隻居るからそれを一週間内に送りたい。
志喜屋知事
元大東に居た人々が大東に行きたいと云って居るがそれを送ってよいか。
軍政府
事業関係の人々を先に送り其後に住民を送りたい。
幾人程居るか調査して置く様に。
志喜屋知事
日本と台湾から燐鉱の注文があり又日本からは鰹節を申込んで来た。
軍政府
台湾からは二〇〇〇トンの燐鉱の注文がある。
日本との物価を統制するにある。
世界の経済のよい所が三つあるが其中の一つは沖縄である。
貿易につきては単純化したい。
太平洋中に燐鉱の出る所が三つあるが沖縄がよい。
安谷屋部長
沖縄に於て肥料を作りたい。
軍政府
軍政府も沖縄で製造したいと考へて居る。
安谷屋部長
硫酸製造も沖縄でやりたい。
志喜屋知事
國場幸太郎氏が宮崎に在る木材を沖縄建設に使用したいと云って居るが。
國場氏が大島から帰へって来て居るとの話もあるが若し帰へって来て居るなら中佐に会はしたいとの考を有って居るが。
◎国頭方面は蚊張がなくてマラリヤがあるが、よろしく願ひます。
◎俸給改正案を許可して貰ひたい。
先に提出したものを提出する様に。
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