戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1946年07月15日 
(昭和21年)
会議名
軍民連絡会議 1946年7月15日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔沖縄公報・通信・耕作〕

  七月十五日(月)午後二時
  出 席 志喜屋知事、又吉部長。
  軍政府 ラブリー少佐。
諮詢事項
 軍政府
  小禄の移動につきては許可なると直ちに通知す。
  キャステルキャンプの件も未決定であるから今週中に知らす。
  P・Wを早く帰へすこと。
  一九四六年六月迄での予算につき係将校が来なかった部は何所々々か。
  具志川村長は米を貰って醤油を作ったと云って居るが、作る者が酒を作ったとM・Pは云って居る。
 ◎軍政府への提出書類は英文・和文各一通宛でよい。
  民政府の消耗品は何所から貰ったか。
 志喜屋知事
  用度課を通して軍政府から貰った。
 軍政府
  沖縄公報については文書を以て願出でよ。
  伊江島の移動については時間を取るかも知れない。
  日本行きの石川ホテルに泊まって居る者はキャステルキャンプに送ってよい。
 又吉部長
  成るべくホテルに泊めて金銭のない者には現金を以て救済されて欲しい。
 軍政府
  金銭を与へる者が二、三人ならよろしい。
  宮古行きは無事着いた。
 ◎日本に居る学生の情況を知るには知事から赤十字を通じて出せばよい。
 ◎郵便切手の印刷については未回答である。
 ◎日本との通信の件は請願書提出したとのことであるが、其書類を調べて居るが若し無ければ新に再提出されたい。
 又吉部長
  北谷の耕作隊はC・Pか班長を付けるや否や。
 軍政府
  其中から監督者を置けばよい。
 ◎住民地区耕作地を陸軍地区まで接近させたい。
 又吉部長
  読谷山住民が三百人程瀬嵩に居るが、マラリヤで困って居る。之等を読谷山付近に移動させて貰いたい。
 ◎大東島の支庁長に手当を与へて貰いたい。
  支庁長に一八〇円、其下の職員に一〇〇円と。
 志喜屋知事
  一九四九年六月迄での予算関係につき係将校の来なかった部門を報告す。
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