戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1946年06月21日 
(昭和21年)
会議名
軍民連絡会議 1946年6月21日 目録詳細 画像を見る
議事録
軍民連絡会議〔町村予算・通訳〕

  六月二十一日(金)午後二時
  出 席 志喜屋知事、又吉部長。
  軍政府 ワトキンス少佐。
諮詢事項
 軍政府
  中城々址を公園化し英文で荒さない様に立札をすること。
  糸満・知念方面では住民が働かない。
  食べ尽したら救済されるからとの意志が見える。
  七月一日頃に日本行の船があるが二十五人分の席があるが日本に帰へる人々の性別・氏名等を記入して、来る二十六日(水)まで出来得れば火曜日まで軍政府に提出されたい。
  石川市に若し居れば石川市から送還すること。
  東風平の當銘・志多伯・小城六〇〇人程の住民であるが、糸満地区隊長の話によると仲宗根氏からの許可を得たとのことであるが。
 又吉部長
  一応調べさせて見ます。
 軍政府
  ローレンス少佐の話によると町村の六月分の予算は村収入で支払ふか、銀行から払ふかと。
 又吉部長
  銀行から借りて支払ふことになって居る。
 軍政府
  非公式に各部長と隊長との連絡の時通訳が必要だが、その通訳が居ないと。
  糸数部長と海軍少将と会ったが通訳が必要である。
  通訳が沖縄人で不足であるなら二世を使ふか。
  ダイナマイトで漁獲するものが居る。
 志喜屋知事
  警察で取締って居る。
 軍政府
  食糧半減は未だ暫く続く。
  七月一日の列席は。
 志喜屋知事
  村長・県議・警察・裁判・医師・学校方面の代表者。明日提出す。
 軍政府
  社会課山田氏は月曜日にアーレン氏を訪ねて打合はすこと。食糧が半減されたから社会事業部から新らしい予算を出されたい。
  安谷屋部長の漆と標白剤は見込がない。
 志喜屋知事
  大東の視察報告。
  石橋氏が警官、村長を命じて来たが。
 軍政府
  知事で正式に任命を要す。
 志喜屋知事
  日本から船が来て燐鉱を持って行くと。
  部長と協議の結果俸給改正案を立てゝ居る。許可して貰いたい。
 軍政府
  知事の権限であるからかまはない。
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