戦後初期会議録

組織名
沖縄民政府
開催日
1946年05月21日 
(昭和21年)
会議名
部長会議 1946年5月21日 目録詳細 画像を見る
議事録
部長会議〔売店・規格家〕
  五月二十一日(火)午前八時
  出 席 志喜屋知事、山城、當銘、平田、當山、比嘉、仲村、松岡、糸満(財政)、大宜見、玉城、安谷屋、前門、糸数の諸部長。
協議事項
 松岡部長
  一、各市町村の売店の建物の件。
    民政府が建てゝ貸付けるなら工務部で建築してよい。
  二、石川市ホテルの建物の件。
    民政府が建てゝ貸付ける。
  三、教会設立の件
    民政府で建てる。
 又吉部長
  松岡部長の意見通りにやったら如何です。
 松岡部長
  民政府で建てゝ貸すことに異議ありませぬか(将来は払下げてもよい)。
 全部長
  異議なし。
 松岡部長
  工業技術養成所の件。
  目下の養成所は今期で切り上げて各モータープールで養成し今後は工業学校を文教部に属せしめ三、四年制にしたいと思ふが如何?
 又吉部長
  それでよいと思ふ。
 志喜屋知事
  それでよいと思ふ。
 全部長
  異議なし。
 松岡部長
  工務部は四十六ヶ町村で一日一〇、九〇二名の労務者を使用することになって居る。
  規格家は一軒につき四三一円六十銭(賃銀のみ)八十六人分(中大工十人)で、今後四九、〇九九軒。五月以降。一ヶ月四、四一〇軒になる。
 大宜見部長
  灸は医師会で許可することになったが軍政府で認めないとのことである。自由開業を許さうと思って居る。按摩は一時間一円。
  床屋は一ヶ所に置いて自由開業にしたい。
 志喜屋知事
  明後二十三日沖縄議会を開きます。
上へ戻る