- 組織名
- 沖縄民政府
- 開催日
- 1946年05月02日
(昭和21年)
- 会議名
- 経済小委員会 1946年5月2日
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- 議事録
- 経済小委員会〔農業組合・水産組合〕
五月二日(木)午前九時
出 席 志喜屋知事、安谷屋委員、當銘委員、玉城委員、護得久委員、糸数委員。
公用他出 松岡委員。
軍政府 ローレンス少佐、ペリー少尉。
諮詢事項
軍政府
金融が始まり重要問題が起った時は経済小委員会を開く。
志喜屋知事
重要問題が起った時はこちらからも御願ひします。
軍政府
農業組合及水産組合に利益がある場合其処置法は如何にするか。
農業組合・水産組合は各幾何で卸すか。即ち農業組合が魚を卸す時及水産組合が農産物を卸す時如何するか。
糸数委員
卸値でやり手数料のみ取る。
軍政府
手数料は幾何なるか。
玉城委員
今日まで四歩(〇・〇四)であったが実際は三歩であった。
軍政府が魚を売る方法は組合が集荷して村売店に送り之を民に配給することになって居る。
此魚を組合で販売させて貰いたい。
村販売店が組合に委託販売を頼む。
軍政府
魚が夜半になると如何するか。
玉城委員
アイスボックスに入れます。
糸数委員
水産物の取扱が困難、離島は本部渡久地か、糸満に集る。
其所から石川に運搬する時其輸送費は誰が持つか。
1 輸送費は誰が持つか。
2 各村にアイスボックスが必要である。
3 魚の配給には多数の人が要る。
4 水産連合組合に販売させると規則違反になるし、又村費にも関係す。
5 故に魚は水産連合組合に委託販売させる。
軍政府
魚は予め何々村に配給することを計画して置く。
糸数委員
実際糸満から豊見城に送った魚が腐った例がある。
農業組合、水産連合会は村長と相談して委託販売をしたい。
軍政府
沖縄の配給機構は糸数委員のものになるか。
糸数委員
然り。
軍政府
トラック五台にアイスボックスを付けてやったら如何。
糸数委員
組合から配給すると腐れもしないし敏速に行く。
手数料は何歩と云って村から組合が取る、即ち委託す。
軍政府
例、糸満での配給の余分は誰の責任か。
糸数委員
私の責任である。
志喜屋知事
四個の冷凍庫は何所に属せしめるか。
比嘉委員
明日提出す。
志喜屋委員長
物資は何々が幾何要るか。
糸数委員
月曜日に回答す。
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