戦後初期会議録

組織名
宮古群島議会
開催日
1951年08月15日 
(昭和26年)
会議名
第6回宮古群島議会(定例会)[1]
議事録
第六回宮古群島議会 (定例会)会議録

第六回宮古群島議会(定例会)会議録
一九五一年八月十五日午前十時左記議案に付宮古群島議会(定例会)を宮古群島政府に招集する。

    記
一 議 案
議案第七十七号 湯屋営業取締に関する条例について
議案第七十八号 一九五一年度宮古群島政府一般会計歳入歳出追加更正予算について
議案第七十九号 日本復帰に対する決議について
議案第八十号 砂糖消費税の廃止について
◎知事(西原雅一君) 開会する前に簡単に御挨拶申し上げます。
 本日第六回宮古群島議会定例会を開催するに当り御出で下さいました事に対し心から感謝し併せて皆様方の平素からの御協力に対して感謝の意を表する次第であります。
 去る七月二十六日に復興費も認可になり、沖縄が三億四百三十二万七千円余、八重山が九千九百五万四千円となり、比較的本群島は多額の復興費を貰い、先づ四群島では第二位となって居ります。これも偏に皆様方とポーター大佐殿ビンセントさん方の御協力によるものと思い心から感謝の意を捧げる次第であります。我々も未実行のないよう万全を期したいと思いますが、皆様方におかれましても融和一心御協力下さいますよう御願い致します。尚現在本群島は全くの金詰りであるが、復興費の緩和と消費により最大の努力を払って何とかこの時期を切り抜ける積りであります。その点につきまして是非急いでやらなければならない復興事業が残って居りますので議会の招集通知を出して追加議案を提出することになりました。どうか御慎重に御審議下さいまして御援助下さるよう御願いし挨拶に替えます。
  午前十時五十四分開議
◎議長(玉城玄教君) 只今から第六回宮古群島議会を開会致します。
 出席議員の報告を致します。出席八名、欠席一名であります。知事から議長に対し公文が来て居りますので朗読致します。
  (書記長伊川長壯君宮総発第五四九号朗読す。)
宮総発第五四九号
 一九五一年八月十五日
  宮古群島知事  西原 雅一
宮古群島議会議長 玉城 玄教殿
  第六回宮古群島議会提出議案について
第六回宮古群島議会(定例会)に於て議会の議決を得たく別紙の通り議案を送付致します。
  別紙省略す。
◎議長(玉城玄教君) 陳情書が二通来て居ります。
 一通は伊良部村議会並村長から、もう一通は平良市農業組合の下地惠榮氏からです。伊良部村の陳情書はこちらに出て居りますが、もう一つは未だ届いて居りませんので後で朗読致します。
  (書記長伊川長壯君、伊良部村よりの陳情文朗読す。)
 嵩原副議長出席す。(午前十時五十二分)
○議長(玉城玄教君) 議案を配付致します。
 (書記議案を配付す。)
◎議長(玉城玄教君) 議事日程を報告致します。
 今日は議案の朗読をすることだけにして、提出議案の研究のために十六日、十七日の両日は休会をすることにし、十八日は再び集ってもらって審議し、質疑討論をすることにします。
 次に議事録署名人の選出方法について御諮り致します。
○砂川玄仁君 議長に一任します。
◎議長(玉城玄教君) 九番から議長一任の意見がありますがどうですか。
  (「賛成」の声あり)
◎議長(玉城玄教君) それでは指名することに致します。四番の渡久山知照君と八番の福嶺紀仁さんに御願いします。
 只今から議案を上程します。
 朗読して下さい。
  (議案第七十七号について厚生部長朗読する。)
  (議案第七十八号について財政部長説明する。)
◎議長(玉城玄教君) 今日の日程は、これで終ります。
 これで散会します。(午前十一時三十五分)
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