- 組織名
- 八重山群島議会
- 開催日
- 1952年01月16日
(昭和27年)
- 会議名
- 第7回八重山群島議会(臨時会)
- 議事録
- 第七回八重山群島議会(臨時会)会議録
第七回八重山群島議会(臨時会)会議録
一 会 期
一九五二年一月十六日 一日
二 出席議員
議長(三番議員)潮平 寛保君
一番議員 石垣 用中君
四番議員 佐久眞長助君
七番議員 久部良正三君
三 議事参与
群島知事 安里積千代君
副知事 當銘 正友君
厚生部次長 三島 保夫君
工務部長 宮良 英副君
経済部長 眞榮田 登君
主計課長 浦崎永八郎君
地方課長 中山 正行君
会計長 宮良 永益君
四 書記
書記長 田盛 正雄君
書 記 漢那 用知君
平得 泰次君
五 会議に付したる事件の題目
議案第一号 群島選挙管理委員会委員選出について
一九五二年一月十六日開会
議事日程
午前十時四十五分開会
第一 知事の演述
第二 議案第一号 群島選挙管理委員会委員選出について
議決の顛末
◎議長(潮平寛保君) 議員の過半数御出席になっています。五番議員は今朝七時に出発するとの電報が来ていますから間もなく見えることになっており、六番議員はどうして見えないか知りませんが追って出席されることと思いますから開会いたします。(午前十時四十五分)
(書記長(田盛正雄君)議事参与の報告をなす。参与は各部長、主計課長、地方課長、会計長)
○議長(潮平寛保君) 次に知事の演述がありまして、その後に議事に移ることにします。
◎知事(安里積千代君) 一九五二年を迎え、本日ここに議会が開かれることになって各位と共に新春をおよろこび申し上げます。古見議員が未だお見えになっていませんが去る十一日同議員の母堂が逝去された由で、謹んで弔意を表します。
昨年中は議員各位の多大なる御協力を得まして群島民幸福への政治を執行させていただきまして感謝申し上げます。
御承知の通り群島政府が三月一ぱいを以て琉球政府へ統合されるのでありまして、政府としてはルイス准将の書簡の指示に基き、目下諸般の引継ぎ準備計画を進めて琉球政府へ移行の事務を万端整えつつある処であります。
来る三月二日執行される立法院議員選挙につきましては、新しく制定公布された立法院議員選挙法が当地には遅れて来た関係上、翻訳やその他の事務も時日が遅れ、漸く昨今になり選挙法の内容を知ることができたのであります。立法院議員選挙法によると臨時中央政府に中央選挙委員会、各群島に群島選挙管理委員会、各市町に市町村選挙管理委員会と三階級の委員会が設置されることになり、立法院議員選挙は群島選挙管理委員会が掌り、その結果を中央選挙委員会に報告することになっていますので、本群島として選挙管理委員会を速かに構成することを必要とするのであります。群島選挙管理委員会委員は選挙法の第六条によって各群島議会が指名選出し、委員たるの証明をすることになっております。
立法院議員選挙も間近に迫っているのでありますし、尚この選挙法によると群島選挙管理委員会は選挙期日の四十五日前、即ち今回は一月十七日には告示しなければならぬので速かに委員会を構成する必要に迫られ、取急ぎ本議会に委員の選出方を求める次第であります。
この選挙法は新しく制定された関係で法文中疑義があって居住期間の算定の基準をどこに置くべきか、選挙人名簿の確定はいつすべきか等不明確の点もありまして、これらは選挙管理委員会で研究もされ、質すべきことではありますが、その期間もないことであるし、又政府自身としてもその明確を期するため疑義の照会をして来たのであります。その照会に対して先日民政本部よりの回答によると、第三条二項の居住期間は選挙告示の日を以て算定するというふうに読みかえるよう訂正回答が与えられてあります。
次に群島政府廃止により琉球政府統合引継ぎに関する移行事務については、先程申し上げたルイス准将書簡の指示に基き本群島政府として計画案を樹て、地方庁としての機構組織や残留せしむべき人員、過剰による職員の退職給与金の問題や群島財産の処置は如何にすべきか等その対策の事務に多忙を極めているのでありまして、来月の定例議会にはこれらの問題に関して予算の計上や財産の処分等について議会の議決を得たいと考えて準備を進めています。財産処分の問題は民政副長官の指示によってなされ、副長官の事前の承認を得るようになっていますから次の議会を早く開かなければならぬと考えているのであります。
本議会の案件は群島選挙管理委員会委員選出の件となっていますが、只今申し上げたこれらの問題も後程互に話合っていただいて、群島政府の廃止統合への移行事務がスムースにいけるよう御協力あらんことを切望する次第であります。
◎議長(潮平寛保君) 議案に移る前に今議会の会期を定めていただきたいと思います。
○佐久眞長助君 今議会は案件が一つですから会期を本日一日としては如何ですか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(潮平寛保君) 御異議ないようですから会期を本日一日といたします。
会議録署名議員をお諮りします。
○佐久眞長助君 今議会は簡単な議事ですから遠方の議員に煩わさせず、市内、近在の議員のどなたでも指名されてよいと思います。
(異議なし)
◎議長(潮平寛保君) 会議録署名議員は一番議員、四番議員にお願いします。
議案第一号(群島選挙管理委員会委員の選出について)を上程します。
議案の「民政布令第五十七号琉球政府立法院議員選挙法第六条に基き、八重山群島選挙管理委員会委員並びに補欠委員の指名選出を議会に求める」に関係する法文は、第六条の二項の後段に「各群島に選挙管理委員会を置き、五人の委員を以てこれを組織する。」三項に「前上記第一項の中央選挙委員会の委員は臨時中央政府立法院がその指名、選出及び委員たることの証明を行う。各群島選挙管理委員会の委員は各群島議会がその指名選出及び委員たることの証明を行う。各委員の補欠委員の一覧表もそれぞれの議会、立法院がこれを作成し、且つ証明する。」となっています。そこでその委員、補欠委員の指名選出についてお諮りいたします。
○佐久眞長助君 休憩して話し合いたいと思います。
○議長(潮平寛保君) 休憩いたします。(午前十一時五分)
(休会中に群島選挙管理委員会委員並びに補欠委員選出について話し合いが行われ、選出することに意見の一致を見た。)
○議長(潮平寛保君) 開会いたします。(午前十一時十六分)
ただ今の話し合いによって
石垣市字登野城二四〇番地 豊川 善包氏
同 字登野城二一〇番地 大濱 用介氏
同 字登野城四〇八番地 南風原英意氏
同 字大川 二七六番地 眞喜屋實睦氏
同 字登野城一二六番地 村山 秀雄氏
以上五名を八重山群島選挙管理委員会委員に選出することにし、
石垣市字石垣二四九番地 玻名城長輝氏
同 字石垣 九〇番地 大濱 用意氏
同 字新川 一八番地 南 孫意氏
同 字大川一六二番地 玻名城孫勉氏
同 字大川二九一番地 大濱 孫度氏
以上五名を補欠委員に選出することを決定したいと思いますが如何ですか。
(「異議なし」の声あり)
◎議長(潮平寛保君) 御異議ないようですから議案第一号については全会一致を以て以上の通り選出することに決定します。
(右の委員、補欠委員に対し、直ちにそれぞれ当選通知を発し、各人より承諾書の提出があって決定された。)
○議長(潮平寛保君) 休憩いたします。(午前十一時二十分)
(休会中、群島政府廃止琉球政府統合への引継準備計画について諸般の懇談が行われた。)
◎議長(潮平寛保君) 開会いたします。
今期の議会はこれで閉会いたします。(午後零時二十分)
右会議の顛末を記載し相違なきことを証するため茲に署名す。
一九五二年一月十六日
八重山群島議会議長 潮平 寛保(印)
同 議員 佐久眞長助(印)
同 議員 石垣 用中(印)
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